現地時間3月31日(オーストラリア)、オーストラリアVIC(ビクトリア)州のベルズビーチを舞台にしたWCT第二戦となるウイメンズの「リップカール・ウイメンズ・プロ・ベルズ・ビーチ(Rip Curl Women's Pro Bells Beach)」のラウンド4が開催されました。
2016年WCT第二戦「リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ」:予告編
2016年WCT第二戦「リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ」:初日ハイライト
2016年WCT第二戦「リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ」:二日目ハイライト
2016年WCT第二戦「リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ」:三日目ハイライト
2016年WCT第二戦「リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ」:四日目ハイライト
2016年WCT第二戦「リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ」:五日目ハイライト
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ようやくと言うか、ベルズビーチの隣に位置するウィンキポップに移動して開催された本日のウイメンズ。波はセットで頭ほどのスーパーファンウェイブのコンディション。
ただし、ラウンド4の4ヒートのみの開催。おそらく、運営サイドとしてはメイン会場のベルズビーチで最終日を迎えたい思いがあるので、ウィンキポップでのヒートは少しだけにしたのでしょう。
本日は波が良かったため、大半のヒートが僅差のシーソーゲームとなりました。中でも注目だったのはステファニー・ギルモアvsマリア・マニュエルとなったヒート2。
波をじっくりと選ぶステフに対し、序盤からハイペースで攻めるマリア。ようやくステフも波に乗るようになったものの、マリアのスコアには届かず、終盤までマリアのリードが続きます。
ただ、サーフィンのレベルだけを見ていると、どう見てもステフの方が上なのにスコアには反映されず、マリアのスコアが高過ぎる感じがしました。
ヒート残り5分で、ステフが逆転を狙って波にテイクオフ。この時点で、ステフが逆転するのに必要なスコアは8.46ポイント以上。ステフのライディング後、コメンテーターの誰もが口にしたのは「逆転は無理だろう」とのコメント。私もそう思いました。
しかし、8.67ポイントとのコールで逆転してしまいました。おそらく、それまでのステフのスコアが低く、このままではステフが敗退するのでジャッジが帳尻合わせとして、逆転となるスコアを付けたような印象を受けました。
ラウンド4ヒート2のダイジェスト動画
https://youtu.be/qL3P6Tn0wSo
本日、シングルハイエストスコアとなる9.60ポイントを出したのはタティアナ・ウェストン・ウェブ。グーフィーフッターのタティアナにとって、バックサイドとなるウィンキポップ。
程よく張ってくるショルダーに対して、パーフェクトなタイミングでバーティカルなスナップを繰り返すライディングは全くミスがなく、パーフェクト10でも良いのではと思えるほどでした。
タティアナ・ウェストン・ウェブの9.60ポイント
https://youtu.be/zESRUiwGklQ
今後の波予報は、明日は終日オフショアが吹くという待望のコンディションで、波のサイズは午前は頭~オーバーヘッド、午後にはややサイズダウン。2日(土曜)は、終日オンショアが強く吹き、午後にはトリプルオーバーヘッド以上までサイズアップ。
3日はダブルからトリプル、4日はダブルほどとサイズは十分に残り、両日ともに午前は西寄りの風で、午後になると南寄りのオンショア。ウェイティングピリオド最終日の5日は、頭ほどのサイズながらオフショアの予報。
おそらく明日は、メンズとウイメンズを交互に開催しながら、ウイメンズを終了させてしまうと思います。ビッグサイズとなる明後日以降は、3日と4日午前に開催して、メンズを終了させるのではないでしょうか。
イベント詳細に関しては、下記リンク先の公式サイトをチェックして下さい。
公式サイト「Rip Curl Women's Pro Bells Beach」
本日の結果
・ラウンド4
Heat 1: Alessa Quizon (HAW) 15.67 def. Bianca Buitendag (ZAF) 14.97
Heat 2: Stephanie Gilmore (AUS) 15.87 def. Malia Manuel (HAW) 15.66
Heat 3: Tyler Wright (AUS) 14.44 def. Nikki Van Dijk (AUS) 14.27
Heat 4: Tatiana Weston-Webb (HAW) 16.93 def. Bronte Macaulay (AUS) 11.10
ハイライト動画
https://youtu.be/L7rRX_PGt-I