WSL体制となって今シーズンで3年目となるビッグウェイブだけにフォーカスを当てたワールドツアー「BWT(ビッグウェイブツアー)」。
WSL体制としては初年度がマクアカイ・ロスマン、昨シーズンはグレッグ・ロングがBWTチャンピオンに輝きました。
2014/2015年シーズンのBWTワールドチャンピオン:マクアカイ・ロスマン
2015/2016年シーズンBWTチャンピオンに輝いたのはグレッグ・ロング
今回の記事は、2016/2017年シーズンのBWTスケジュールを紹介します。徐々に慣れてきた3年目という事で、今シーズンは大きな変化が見られます。
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BWTスケジュール
コンスタントにビッグスウェルが入るのはウインターシーズンという事で、BWTイベントはシーズン前半戦が南半球、シーズン後半戦が北半球となります。
南半球シーズン
シーズン前半戦の南半球のウェイティングピリオドは2016年4月27日~2016年8月31日。開催予定のイベントは以下の通り。
・クイックシルバー・セレモニアル(Quiksilver Ceremonial)
会場:プンタ・デ・ロボス(チリ)
・ビラボン・ピコ・アルト(Billabong Pico Alto)
会場:ピコ・アルト(ペルー)
・プエルト・エスコンディード・チャレンジ(Puerto Escondido Challenge)
会場:プエルト・エスコンディード(メキシコ)
北半球シーズン
シーズン後半戦の北半球のウェイティングピリオドは2016年10月15日~2017年2月28日。開催予定のイベントは以下の通り。
・ピアヒ・チャレンジ(Pea'hi Challenge)
会場:ジョーズ(マウイ島)
・トドス・サントス・チャレンジ(Todos Santos Challenge)
会場:トドス・サントス(メキシコ)
・ナザレ・チャレンジ(Nazaré Challenge)
会場:ナザレ(ポルトガル)
昨シーズンからの変更点
上記イベント会場においては、ポルトガルのナザレが加わったのが大きな変化ですね。近年、ナザレはビッグウェイブサーファーから大注目となっているものの、メインはトウインサーフ(ジェットスキーに牽引してもらって波に乗るスタイル)でのビッグウェイブサーフィン。
一方、BWTはパドルインサーフで開催されるイベント。運営サイドは「これまでナザレでのパドルインサーフは不可能と思われてきたけど、その壁は壊された。真のテストの時が来たんだ」とコメントしています。
イベント会場以外の変更点は、ウイメンズイベントとQSイベントの追加。
BWTウイメンズチャンピオンシップ
今までのBWTはメンズ限定でしたが、ついにウイメンズも追加になりました。ただし、メンズと同じスケジュールではなく、初年度となる今シーズンはトライアルといった感じで2イベントのみ。
ウイメンズイベントのウェイティングピリオドは2016年10月15日~2017年2月28日で、会場は以下の通り。
・ジョーズ(マウイ島)
・トドス・サントス(メキシコ)
QSイベント
QS(Qualifying Series)は、WSLによるショートボードのWQSイベントと同様の扱いで、一部リーグであるBWT入りを目指すビッグウェイブサーファーにとっての2部リーグといった位置付け。
BWTのQSイベントは2イベントが開催予定で、ウェイティングピリオドは2016年10月15日~2017年2月28日。会場は以下の通り。
・オレゴン・チャレンジ(Oregon Challenge)
会場:ネルスコット・リーフ(米国オレゴン州)
・プンタ・ガレア・チャレンジ(Punta Galea Challenge)
会場:プンタ・ガレア(スペイン)
まとめ
大きな変革を遂げることになる今シーズンのBWT。ただし、波のフェイスで25フィート以上にならないと開催されることがないという厳格なルールがあります。
果たして、今シーズンはどれほどのイベントが開催されることになるのか早くも楽しみですね。
詳細については下記リンク先の公式サイトからチェックして下さい。
公式サイト「Big Wave Tour」
昨シーズンに開催されたBWTイベントに関する過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。
2015/2016年シーズンBWTイベント「トドス・サントス・チャレンジ」:ハイライト