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Photo: Brent Bielmann/World Surf League

現地時間2023年2月1日(ハワイ)、ハワイのオアフ島パイプラインを会場としたCT初戦「Billabong Pro Pipeline」が開幕。

なかなかコンディションに恵まれず開催されていなかったイベント初日が、4日間のレイデイ(Layday:イベントのオフ日)を経てついに開催となりました。

今回の記事は、ビラボンプロパイプのイベントレポート、動画、今後の波予報といったイベント情報をお届けします。


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イベントレポート

昨日1月31日からの開催が予想されていましたが、1月31日は見送りとなって2月1日の本日からイベントはオン。

明日は本日よりもサイズダウンの予想となっているので、本日は一足先にメンズラウンドのみを開催となりました。

本日、唯一のエクセレントレンジとなる8.5ポイントをマークしたのはチャンビーニョこと、ジョアン・チアンカ。

チャンビーニョは昨年のツアールーキーで、ミッドシーズンカットに引っ掛かったものの、CS(チャレンジャーシリーズ)ランキングからリクオリファイを決めています。

ミッドシーズンカットに引っ掛かったと言うと印象が良くないのですが、ジョンジョンとハイスコアバトルの上で敗れたりとシード順位が悪かったのが最大の原因で、昨シーズン前半だけで大きなインパクトを残したルーキーでした。

チャンビーニョのコメントは以下の通り。

ハイスコアを出した波は、昨シーズンのデジャブのように思えたよ。

去年の1本目の波が8.43ポイントで、それよりもさらに良かったんだから。

バックドア、そしてパイプは僕にとってハッピーな場所だけにサーフできてエキサイトしてるし、ストークしてるよ。

本日の目玉と言えたのは、ジョンジョン・フローレンスとガブリエル・メディナのワールドチャンプとレオナルド・フィオラヴァンティによるヒート12。

コンディションがトリッキーであった事から、しっかりと2本揃えたサーファーはいなくて、ガブリエルが同ヒートのシングルハイエストスコアとなる7.67をマークして1位、ジョンジョンが2位という結果となりました。

ガブリエルのコメントは以下の通り。

僕にとってハワイはとてもスペシャルな場所で良い思い出に溢れてるから、戻ってくることができて最高だね。

次のラウンドでは波のコンディションがもう少し良くなってくれれば嬉しいけど、今日の勝利には満足してる。

バックドアの波はオフザウォールのチャンネルまでブレイクしている様子を目にしたから、狙ってみることにしたんだ。

昨シーズンはトップ5入りを果たしてWSLファイナルに進出し、CTランク5位となった五十嵐カノア。

カノアはラウンド1ではチャンビーニョとジェイク・マーシャルを相手に、珍しく3位となってラウンド2送りとなることに。

ですが、ラウンド2ではマイケル・ロドリゲスにジョシュア・モニーツと対戦し、5ポイント台を二本揃えてトップ通過を決めています。

個人的に印象的だったのは、ヤゴ・ドラがラウンド2の終盤でメイクしたフルローテーション。

ヴァンズのパイプマスターズでも話題となっていたパイプでのエアリアルで、バレルはなかったものの積極的にエアリアルを取り入れるのは革新的です。

果たして、今後のラウンドでバレルとエアリアルのコンボも取り入れてくるのか楽しみにしたいところです。

本日の結果

今後のヒート表

ハイライト動画

波予報

現地時間の明日2日の波予報は、午前が3~5フィート、午後が3~4フィートで風はサイドショアの予報。

スモールサイズだけどファンコンディションとの見込みで、流れとしてはウイメンズラウンドの開催を考えています。

今後はしばらくサイズは小さいながらも風が落ち着くようなので、イベント期間後半戦のスウェルが入る前までに、どのくらいヒートをこなしていくのか注目です。

まとめ

日本とハワイの時差は19時間で、日本が19時間進んでいます。

明日のファーストコールとなる現地時間の2月2日午前7時45分は、日本時間では2月3日午前2時45分となります。

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公式サイト「Billabong Pro Pipeline

2023年ビラボンプロパイプの過去記事