サーフィンといった海でのアクティビティがライフスタイルとして根付いているオーストラリア。そんなオーストラリアにおいて、深刻な問題の一つとなっているのがシャークアタック。
昨年2015年には、NSW(ニューサウスウェールズ)州北部でシャークアタックが多発し、同州政府が日本円にして10億円超の予算をかけて対策に乗り出すことになったほど。
サメに脅かされる豪NSW州!5年計画のシャークアタック防止策の実施を発表
今回の記事は、オーストラリアWA(ウエスタンオーストラリア)州で昨日5月31日に発生したシャークアタックの内容についてお届けします。
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今回シャークアタックが発生したのは、西オーストラリアのマンジュラ(Mandurah)。州都であるパースからは、70キロほど南に離れたエリアとなります。
事故が発生したのは同エリアでは人気サーフスポットであるファルコンビーチで、被害者は29歳のベン・ゲリング。事故発生時の16時半頃、現場に居合わせたサーファーによると、ベンは20名ほどのサーファーがいるラインナップで波待ちしていたと言います。
セットが入ってきたので、ベンが他のサーファーよりもアウトへとパドルした時にシャークアタックが発生。ベンは脚の膝上から下を失い、二人のロングボーダーがベンを岸まで連れ戻したそうです。その後はヘリで病院へ搬送されたものの、現在も危篤状態とのこと。
オーストラリアでは様々なシャークアタック予防策が講じられていて、対策の一つとして目撃情報の発信が挙げられます。たとえば、ローカルライフガードのSNS、サメの目撃情報をまとめたアプリなど。
オーストラリア国内でサメの目撃情報をチェックできるアプリ「Dorsal」
今回の事故が発生した午前中にも、ローカルライフガードのツイッターでは、ベンを襲ったサメかどうかは不明ですが、ファルコンビーチ近くで11フィート(約3.5メートル)のホホジロザメの目撃談が寄せられていたと言います。