ジョンジョン・フローレンス

ワールドツアー開催地の中で、アメリカンサーファーやハワイアンサーファーにとって、地球の裏側に位置する南アフリカのJベイ(ジェフリーズベイ)。

日本人にとってのブラジルといったくらい遠い会場となるので、アクセスに要する時間は並大抵ではありません。

今回の動画は、WCTサーファーの中でもJベイまでの移動が長時間となるアメリカ人サーファー(ハワイアンを含む)をメインに、どのような経路で会場入りしたのかを答えてもらう映像をお届けします。


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基本情報として、Jベイまでのアクセスは、まずは南アフリカ最大の都市であるヨハネスブルグ入りし、その後は国内線でポートエリザベスへと飛び、ポートエリザベスからJベイまでは車移動。

全体を通して興味深いのは、ほとんどのサーファーがエコノミークラスで移動している点。世界の中でわずか34名しかいない選ばれしWCTサーファーながら、マイナースポーツの所以を感じてしまいます。

ビジネスクラスに乗るためのポイントは、マイルを貯めてアップグレードするとのこと。そのため、ケリー・スレーターでさえ、ここ数年はずっとマイルを貯めているそうです。

アメリカから最も短い移動時間でJベイ入りしたのは、プロサーファーの中で最もワールドツアー歴が長いケリー。カリフォルニアから出発してJベイまで27~28時間程度と言います。

Jベイまで最も離れているのはハワイアンサーファー。アメリカ本土経由となるので、ハワイ~アメリカ間の移動がプラスされるためです。

WSLコメンテーターのロス・ウィリアムズの移動は、オアフ島ノースショアのハレイワからスタート。ハレイワ(オアフ島ノースショア)~ホノルル(オアフ島)~ロサンゼルス(カリフォルニア)~ロンドン(イギリス)~ヨハネスブルグ(南アフリカ)で、5時間のトランジット(飛行機の乗り継ぎ時間:英語では「layover」や「stopover」)を含めて42時間とのこと。

同じハワイからの移動でも、ジョンジョンの場合はホノルル(オアフ島)~ロサンゼルス(カリフォルニア)~ドバイ(アラブ)~ヨハネスブルグ(南アフリカ)と中東経由で、移動には3日間掛かったとのこと。

ちなみに、ロスとジョンジョンはビジネスクラスでの移動。一方、同じくハワイから移動のキアヌ・アシンは「そりゃファーストクラスが良いけど、ちっちゃいハワイアンにとってエコノミーはファーストクラスみたいなもの」と、身長165センチの小柄な体型をネタにしています。

世界のベストウェイブを貸し切りでサーフィンできるWCTサーファーは羨ましいですが、移動はエコノミーがメインと楽ではないことが分かる内容ではないでしょうか。

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