11月頭に終了したWQSイベントに続き、現地時間12月3日にWCTイベント最終戦のマウイプロが終了したことで、ウイメンズのショートボード部門の今季コンテストシーズンは幕を閉じました。
WSLが運営するプロサーフィンツアーの「WCT」と「WQS」について
WCTとWQSの年間ランキングが出揃ったので、来年2017年シーズンのワールドツアーに参加するサーファーが決定しました。
今回の記事は、コンテストサーフィンの最高峰であるワールドツアーの座を獲得したウイメンズサーファーを紹介します。
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ウイメンズのワールドツアーにおいて、クオリファイ(ツアー入りの資格を得る)の条件は3つ。
・WCTのトップ10
・WQSのトップ6
・WSL選出のワイルドカード1名
上記の計17名のサーファーに加え、イベント毎に1名のワイルドカード出場サーファーが参加してワールドツアーイベントが開催となります。
今年2016年シーズンのWCT及びWQSの最終ランキングは以下の通り。
・WCTランキング
・WQSランキング
全WQSランキングはこちら
・2017年シーズンのウイメンズWCTサーファー
WCTランキングからクオリファイとなったトップ10はランク順に以下の通り。
・タイラー・ライト
・コートニー・コンローグ
・カリッサ・ムーア
・タティアナ・ウェストン・ウェブ
・ジョアン・デフェイ
・ステファニー・ギルモア
・マリア・マニュエル
・サリー・フィッツギボンズ
・セイジ・エリクソン
・ローラ・エネヴァー
WQSランキングのトップ6に関しては、WQSとWCTの両方で条件を満たすダブルクオリファイしているサーファーはWQSランクから除外され、WQS7位以下のサーファーが繰り上げとなります。
今季の場合、該当者はマリア・マニュエル。また、繰り上げとなる7位のセイジ・エリクソンもダブルクオリファイなので、WQS8位までがクオリファイとなります。
・シルヴァナ・リマ
・ブロンテ・マコーレー
・ニッキ・ヴァン・ダイク
・キーリー・アンドリュー
・ココ・ホー
・ポーリン・アド
WSL選出のワイルドカードは、怪我により欠場続きとなり、ツアー残留できなかったWCTサーファーに与えられることが大半なのでインジュリーワイルドカードとも呼ばれます。
今季の場合は、ツアー前半戦を怪我で見送ったレイキー・ピーターソンに与えられることでしょう。
・まとめ
今季のWCTサーファーの中で残留を決められなかったサーファーは、アレッサ・クイゾン、ビアンカ・ビュイテンダグ、チェルシー・トゥアクの三名のみ。
上記三名に代わってツアー入りするのは、シルヴァナ・リマ、ブロンテ・マコーレー、ポーリン・アド。シルヴァナとポーリンは元WCTサーファーなので返り咲きとなります。
ブロンテは今季前半戦、レイキーに代わってリプレイスメントサーファーとしてツアーイベント出場したりと、6イベント(全10イベント)に出場しています。
少し新鮮さに欠けますが、WCTでトップ10入りできないサーファーはWQSでトップ6入りしてツアー残留を決める状況を考えると、ウイメンズではWCTとWQSサーファーの実力に大きな差があるのが現実ですね。