ワールドチャンピオンはジョンジョン・フローレンス「John John Florence」(24歳)、WQSチャンピオンはコナー・オレアリー「Connor O'Leary」(23歳)に決まり、今年2016年は終了したWSL(ワールドサーフリーグ)によるコンテストシーズン。
今季シーズンが終わったということで、2017年シーズンにコンテスト最高峰のワールドツアー入りを果たす32名のサーファーが決定しました(WSLワイルドカードが2名加わるのでWCTサーファーは計34名)。
今回の記事は、来年2017年のWCT(ワールドチャンピオンシップツアー)に参戦するメンズサーファーの紹介をします。
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ワールドツアーにおけるメンズサーファーの構成は以下の通り。
・WCTトップ22のリクオリファイ(ツアー残留)
・WQSトップ10のクオリファイ(ツアー入り)
・WSLによるワイルドカード2名
*WCTランキングは以下となります。
*WQSランキングは以下となります。
WQSからのツアー入りは、五十嵐カノアが唯一ダブルクオリファイを果たしたので、WQSランク11位のイズキール”ジーク”ラウまでがツアー入りとなります。
WSLのワイルドカード二枠は、2015年12月にパイプラインで負傷して2016年シーズンはツアーから離脱していたオーウェン・ライトとビード・ダービッジ(ビードはパイプマスターズで復帰済み)に与えられるはずです。
*ミック・ファニングの本音
驚異的だったのは、今年はスポット参戦を宣言し、わずか5イベント(全11イベント)のみの出場でリクオリファイを決めた3×ワールドチャンピオンのミック・ファニング。
ミックほどの功績があるサーファーならば、例え一年ツアーから離れても、翌年にワイルドカードを得てツアー復帰することも可能なはず。しかし、WSLに迷惑をかけたくないからスポット参戦でリクオリファイを目指すと語っていました。
ミック・ファニングが2016年WCTイベントはフル参戦しないと発表
しかし、後に語った本音によると、本当は一年のオフにしたかったけど、オーウェンもしくはビードのワイルドカード枠を奪うことになるのは本望ではないので、スポット参戦にしたとの事でした。
*ツアールーキーについて
2016年シーズンに7名いたツアールーキーの中で、来季のツアー残留を決めたサーファーは、カイオ・イベリ、コナー・コフィン、五十嵐カノア、ジャック・フリーストーンの4名。
ジャックに関してはWCTトップ22入りは逃したものの、WQSトップ10入りでの残留。念願のワールドツアー入りを果たしても、その座をキープするのがいかに難しいのかが分かります。
ちなみに、来季ツアールーキーは、コナー・オレアリー、イーサン・ユーイング、フレデリコ・モライス、ジョアン・ドゥル、レオナルド・フィオラヴァンティ、イアン・ゴーベイア、イズキール・ラウの7名。
*来季ツアーサーファーの国別数ランキング
1. オーストラリア×12
2. ブラジル×9
3. アメリカ×4
4. ハワイ×3
5. フランス×2
6. ポルトガル×1
6. イタリア×1
6. タヒチ×1
6. 南アフリカ×1
一時期はブラジルの数がかなりオーストラリアに迫ったこともありましたが、再びオーストラリアが強さを見せていますね。
*まとめ
来年は、ミックの復帰、ジョンジョンやガブリエルといった若手の台頭、本気でワールドタイトルを狙うと公言したケリーがラストシーズンになると示唆している年です。
ケリー・スレーターが2017年シーズンをもってツアー引退!?SNS投稿で明かした胸の内
サーフヒストリーに刻まれるであろうシーズンなので、例年以上にコンテストシーンに注目が集まることでしょう。
日本人としては、アメリカ国籍表記ではあるものの両親が日本人の五十嵐カノア、母親が日本人で日豪ハーフである2016年WQSチャンピオンのコナー・オレアリーの活躍に期待したいですね。
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