残念ながら、ここ最近は立て続けにビッグウェイブサーファーが南半球で負傷した事故の内容をお届けしています。
そしてまた、事故のニュースが届きました。犠牲者はBWT(ビッグウェイブツアー)イベントでお馴染みのジェイミー・ミッチェル。
今回の記事は、ジェイミー・ミッチェルがプエルト・エスコンディード(メキシコ)で胸骨を骨折した事故の内容についてお届けします。
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昨シーズンにプエルト・エスコンディードで開催されたBWTイベント「プエルト・エスコンディード・チャレンジ」のラウンド1ではパーフェクト10をマーク。
ナザレ(ポルトガル)で初開催となったBWTイベント「ナザレ・チャレンジ」では優勝と、ビッグウェイブサーファーとして確固たる地位を気付いているジェイミー。そんなジェイミーにとって、そこまでサイズがないコンディションで発生した今回の事故。
事故の内容についてジェイミーは以下のように語っています。
ラスト一本にして上がろうと思ってた。6フィートほどのバレルに入ったんだけどワイプアウトして、ボードがパチンコ玉みたいに勢い良く僕の胸骨に吹っ飛んできたんだ。
まるで500ポンド(約226キロ)ほどの人間に体当たりされた感じだったよ。波に巻かれてる時は、胸が大きくへこんでいるような感覚を覚えた。
海面に浮上すると、呼吸はできないし、助けを呼ぶために声を張り上げることもできないし、腕を頭上に上げて振ることもできなかった。
そこで自分の力で生き延びなきゃって心に決めたんだ。リーシュコードを外し、しっかりと呼吸もできない状態で何本もセットを喰らい続けたね。そんな状態が10分ほど続くと、ようやくライフガードに救助されることになった。
事故後、ジェイミーは自身のSNSに以下の投稿を行っています。
プエルト・エスコンディードからの投稿で、こんな写真を投稿したかったわけじゃないんだけどね…。簡潔に言えば、僕は大丈夫。胸骨を骨折したけど。
昨日救ってくれたみんなには感謝。これからロサンゼルスに戻って、精密検査やリハビリをスタートさせる予定。
今回の波は6フィートということで、ジェイミーがチャージするビッグウェイブの中ではとてもスモールサイズです。それでも発生してしまった今回の事故。
リーシュコードが限界まで引っ張られ、サーフボードが本人目掛けて吹っ飛んできたということですが、これって頭サイズほどの波でもあり得ることだと思います。
どんなに気を付けようがこればっかりは対策のしようがないので、サーフィンにおけるリスクの一つとして考えるしかないのかもしれません。
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参照記事:「Jamie Mitchell Breaks Sternum from Puerto Escondido Wipeout」