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Photo by Antoine Justes/World Surf League

今シーズンは2つのビッグウェイブイベントを開催予定しているWSL(ワールドサーフリーグ)。

ビッグウェイブイベントはマウイ島ジョーズでのパドルイン(自力で波に乗るスタイル)、ポルトガルのナザレでのトウイン(ジェットスキーに牽引してもらい波に乗るスタイル)ですね。

そしてナザレイベントが開催に向けてのゴーサインを発令されることに。

今回の記事は、グリーンアラート発令となったナザレイベントのイベント情報をお届けします。


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ビッグウェイブイベント開催の流れ

Image: WSL

ビッグウェイブイベントは長期間(基本的に1カ月以上)のホールディングピリオドを設定し、その期間内で最もコンディションが良くなりそうなタイミングで開催を決定。

まずは期待出来そうな予報になるとイエローアラートが発令され、続いてはグリーンアラート発令になれば基本的には開催決定。

まれにグリーンアラート発令となっても、予報が直前に大幅に変わってキャンセルとなることもありますが。

アラートに使われているイエローやグリーンは信号の色と同じで、グリーンは日本で言う「青信号」の意味となります。

ナザレイベント情報

Photo by Laurent Masurel/World Surf League

イベント開催予定日は2024年1月22日(月曜)で、ファーストコールの予定は午前8時45分。

出場サーファーは18名で、それぞれ2名がトウインパートナーとなるチーム制です。

イベント自体は40分ヒートを6回行い、各チームは2ヒートに参加することになります。

スコア(10ポイント満点)はベスト2のトータルスコアですが、ビッグウェイブイベントはベストライドを高く評価するのでベストライドだけ2倍となり、トータルスコアは30ポイント満点となります。

そのトータルスコアを基にして、下記4部門の勝者を決めます。

Men’s Best Performance
Women’s Best Performance
Best Team Performance
Jogos Santa Casa Most Committed Award

各出場チームは以下となります。

Team 1: Lucas Chianca (BRA) & Pedro Scooby (BRA)
Team 2: Nic Von Rupp (POR) & Clement Roseyro (FRA)
Team 3: Andrew Cotton (GBR) & Will Skudin (USA)
Team 4: Rodrigo Koxa (POR) & Vitor Faria (BRA)
Team 5: Joao De Macedo (POR) & Antonio Silva (POR)
Team 6: Sebastian Steudtner (GER) & Eric Rebiere (FRA)
Team 7: Maya Gabeira (BRA) & Antonio Laureano (PRT)
Team 8: Michelle Des Bouillons (BRA) & Ian Cosenza (BRA)
Team 9: Pierre Rollet (FRA) & Rafael Tapia (CHL)

欠場者が出た場合に備えてのオルタネートチームは以下の通り。

Benjamin Sanchis (FRA) & Jerome Sayhoun (MAR)

Image: Surfline

22日の波予報ですが、午前は比較的スロースタートで始まり、午後の遅い時間に向けてスウェルはピークに達する見込みです。

イベント開催時で最もサイズアップしそうな午後半ばから夕方にかけて、波のサイズはフェイスで35~45フィートほどの予想となっています。

ナザレのサイズとしてはそれほどビッグというわけではないのですが、スウェルの向きが普段以上に西向きであり、風の影響も弱そうなのでコンディションに期待が持てるとのこと。

まとめ

ナザレイベントは比較的安定して開催されるので、おそらく月曜にオンとなる事でしょう。

現地時間22日午前8時45分は、日本時間では22日午後5時45分。

WSLの公式サイトやアプリなどでライブ中継が行われる予定となっているので、興味のある方はチェックして見て下さい。

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公式サイト「TUDOR NAZARÉ Big Wave Challenge