Photo: WSL / SEAN ROWLAND

2019年7月29日からウェイティングピリオドに突入する南カリフォルニアのハンティントンビーチを舞台にしたUSオープン。

サーフィンコンテストとしては観客動員数が最大級というビッグイベントですね。そんなUSオープンですが、今年からウイメンズ部門が大きく様変わりしています。

昨年まではCTイベントでしたが今年はQSイベントとグレードダウンとなったものの、QS10,000イベントと今までになかったグレードが誕生したりと。

今回の記事は、USオープンのウイメンズ部門に関する変更点などといったニュースをお届けします。


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これまでウイメンズはCT(チャンピオンシップツアー)イベントという位置付けで開催されていたUSオープン。

でしたが、今年からはQS10,000イベントとなっての開催です。真夏のハンティントンビーチは日本と同じく小波オンショアというコンテストには厳しいコンディションが多く、勝敗がスキルではなく波運に左右されやすいので、CTサーファーにとっては嬉しい決定ではないでしょうか。

QSイベントへとグレードダウンとなったものの、興味深いのはQS10,000イベントという扱いになっている点。QS10,000イベントはメンズでは存在するものの、ウイメンズは昨年まで最もグレードの高いイベントはQS6,000イベントでしたから。

つまり、ウイメンズのQS10,000イベントは新設であり、今年はUSオープンだけでなくスペインのパンティンで9月頭に開催されるイベントもQS10,000となり、2イベントのグレードが10,000となっています。

さて、USオープンがQSイベントにグレードダウンということで気になるのが出場サーファー。CTイベントではないので、CTサーファーは出場しないという選択肢を選べますし。

ですが、驚くべきことにほぼ全てのCTサーファーが出場予定。

欠場するCTサーファーは、ツアーを長期離脱中のタイラー・ライトとカリッサ・ムーアのみ。ほぼCTイベントと変わらず、おそらく上位はCTサーファーが占める結果になることでしょう。

ですが、QSサーファーにとってはトップCTサーファーと対戦できる絶好のチャンスで、もしも番狂わせを起こすとなれば、大きなアピールになります。

この滅多にない機会を生かして、スターダムに躍り出てくるサーファーがいるのかといって観点から見ても、今年のUSオープンのウイメンズ部門はとても興味深いイベントになるのではないでしょうか。

ちなみに、メンズは五十嵐カノアが3年連続優勝となるのか注目で、男女共に非常に楽しみなイベントと言えます。

2018年USオープンのウイメンズ部門ファイナル

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公式サイト「US Open

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