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Photo: WSL

現地時間2020年2月1日(ハワイ)、オアフ島ノースショアのパイプラインで開催していたQS5,000イベント「Volcom Pipe Pro」が終了。

同イベントを制したのは、元CT(チャンピオンシップツアー)サーファーであるブラジリアンのウィゴリー・ダンタス「Wiggolly Dantas」(30歳)という結果となりました。

今回の記事は、2020年ボルコムパイププロのイベントレポートや動画などといったニュースをお届けします。


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オアフ島ノースショアのパイプラインが舞台ということで、QSイベントながらもトップサーファーが集まるボルコムパイププロ(今年はQS3,000からQS5,000にグレードアップ)。

普段のパイプラインは熾烈な波の取り合いとなるものの、コンテストとなればヒートに参加している4名のみでの貸切になりますからね。

そんな今年のボルコムパイププロは、ウェイティングピリオド初日の1月29日から4日連続の開催で終了となることに。

イベントスタート前、優勝候補と言われていたのはディフェンディングチャンピオンのジャック・ロビンソン、そして2×ワールドチャンピオンのジョンジョン・フローレンスでした。

でしたが、ジャックはラウンド5で早くも敗退。ジョンジョンに至っては、エントリーしていたものの直前で欠場となりました。

ジョンジョンの欠場で空いた枠に関しては、ケリー・スレーターが代わりに出場するとの噂もありましたが、ケリーが出場することもありませんでした。

ということで、注目されたのはジェイミー・オブライエンやメイソン・ホーなどのローカルでしたが早期敗退が続き、ファイナリストになったのは以下の4名。

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よく見ると、4名のファイナリストの中で3名がブラジリアンとなっていて、パイプでもブラジルの勢いを証明する結果となりました。

ちなみに、今イベントで優勝を果たした元CTサーファーのウィゴリーは、パイプラインに献身している珍しいブラジリアンサーファー。

オアフ島ノースショアを舞台にしたイベント「WOTW(Wave of The Winter)」ではエントリー作品を頻繁に目にしますし。

さて、イベント最終日は残念ながらパイプらしいバレルと言うより、ターンメインのコンディションとなってしまいました。

でしたが、コンテストらしくコンディションに合わせたサーフィンへと調整し、パイプでのコンテストで初優勝を果たしたウィゴリー。

ウィゴリーは2014年のボルコムパイププロでもファイナリスト入りしたものの、ケリーに敗れて2位となっていたので、今回の優勝は格別だったことでしょう。

ちなみに、ブラジリアンサーファーによるボルコムパイププロ優勝は初のことなので、サーフィン史に新たな歴史を刻む結果となりました。

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公式サイト「Volcom Pipe Pro