Image: WSL

いよいよスタートとなったケリー・スレーターのウェイブプール「サーフ・ランチ」を舞台にしたCTイベント「フレッシュウォータープロ」。

すでに初日が終了したのでイベントレポートを作成しようと思ったのですが、昨年と比べてフォーマットが大幅に変更されています。

つまり、フォーマットを理解しないことには流れが把握できません…。

今回の記事は、フレッシュウォータープロの新フォーマットに関するニュースをお届けします。


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昨年は全てのサーファーが同じ本数の波に乗り、ライトとレフトのベストスコアでランキングが決定しましたが、今年は大きく変化しています。

そこで、ここからは今年適用されているフォーマットについて説明していきます。

メンズラウンド

ラウンド36

メンズCTイベントは36名のCTサーファーが出場するので、ラウンド36が一般的なラウンド1となります。

ラウンド36の流れは以下の通り。

・6人6ヒートに分けられた36名のサーファーがサーフ
・ヒート表の組み合わせは従来のシード順位をもとに決定
・各ヒートでサーファーが乗るのはライトとレフトを2本ずつ
・ライトとレフトのベストスコア合算がトータルスコア
・トータルスコアは各ヒート表とリーダーボードに適用

最後の項目となる「ヒート表とリーダーボード」という点が非常に重要なポイントとなり、リーダーボードとは全出場サーファーの順位を記したスコア表です。

重要になる理由は以下のフォーマットによるためです。

ラウンド36では、各サーファーがライトとレフトを2本ずつ乗り終わった後のトータルスコアにより、各ヒートの上位2名(6ヒートなので計12名)、各ヒート上位2名を除くリーダーボードでのトップ12の計24名がボーナスランへと進出。

つまり、上記24名に入れなかったサーファーは、その時点でスコアを伸ばすチャンスを失うと言うことです。昨年は各サーファーがラウンド1で3本ずつ乗っていたので、時間短縮に繋がるフォーマットと言えます。

ボーナスラン

ボーナスランの流れは以下の通り。

・24名が出場して、ライトとレフトを追加で1本ずつライド
・ボーナスラン終了後、ラウンド36のリーダーボードは決定しトップ8がファイナル進出

ファイナル

ファイナルの流れは以下の通り。

・新たなリーダーボードで8名が出場
・出場順はラウンド36の順位を用い、1位がラストとなる8番手、8位が1番手といった順番
・各ファイナリストはライトとレフトを2本ずつライド
・ライトとレフトのベストスコアでトータルスコア決定
・トータルスコアの下位4名はここで敗退となって同率5位
・トータルスコアの上位4名はライトとレフトを追加で1本ずつ乗り、ライド後のトータルスコアでイベント結果が決定

ウイメンズラウンド

メンズの半分の人数となる18名出場のウイメンズ。基本的な流れはメンズと同じで、人数の振り分けが異なるだけです。

ラウンド18では、3ヒートある各ヒートの上位2名とリーダーボードのトップ6がボーナスラン進出。

ボーナスラン終了後のリーダーボードでトップ4がファイナル進出。

ファイナルは2本ずつのライド後に2名が敗退となり、残り2名は追加の1本ずつをライドしてイベント結果が決定。

まとめ

昨年と比べ、ラウンド1で全員が3本ずつ乗れるわけではないので、2本ずつのライディングでライトとレフト共に1回しかミスの許されないシビアなルールになったと言えます。

まずこのフォーマットを理解してからイベントをチェックしないと混乱してしまいますので、確認しておいてください。

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