世界中で猛威を振るい、感染者数が増加の一途を辿っている新型コロナウイルス。
昨日3月12日、WHO(世界保健機関)がようやく新型コロナウイルスはパンデミックだと宣言しました。
その宣言を受け、WSL(ワールドサーフリーグ)はCT(チャンピオンシップツアー)、CS(チャレンジャーシリーズ)、QS(クオリファイングシリーズ)イベントなどのキャンセルや延期を発表。
今回の記事は、WSLが発表した今後のイベントスケジュールに関するニュースをお届けします。
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サーフィンだけでなく、世界中で様々なスポーツイベントをキャンセルに追い込んでいる新型コロナウイルス。
今現在、WSLはマンリービーチ(オーストラリア)にてCSイベント「シドニーサーフプロ」を開催していますが、今後開催予定であった3月の全イベントのキャンセルまたは延期の発表を行いました。
今回の発表について、当然ながらゴールドコーストでのワールドツアー開幕戦も含まれ、同CTイベントに関しては延期ではなくキャンセルとなっています。
該当する全イベントは以下の通り。
・Piha Pro Junior, New Zealand - postponed
・Corona Piha Pro, New Zealand - postponed
・Seat Pro Netanya, Israel - postponed
・Barbados Surf Pro, Barbados - postponed
・Corona Open Gold Coast, Australia - canceled
・WSL Awards - postponed
・Red Bull Airborne Gold Coast, Australia - canceled
・Jack's Surfboards Pro, USA - postponed
・Longboard Pro Espinho, Portugal - postponed
・Caparica Surf Fest Pro, Portugal - postponed
・Central Japan Open, Japan - postponed
・Krui Pro, Indonesia - postponed
イベントによってキャンセルや延期と分かれる点については、イベント会場確保といった問題があるためではないでしょうか。
4月以降のイベントに関しては、今現在はまだ答えは出さず、刻一刻と変動する状況を確認しながら決断を下していくとのこと。
そのため、ウェイティングピリオドが4月8日からスタートとなるベルズビーチでのCTイベントについて、開催か否かの結論については保留となっています。
今回のような外部要因によりCTイベントがキャンセルに追い込まれたケースは、私が記憶している限りでは2001年以来だと思います。
2001年は9月11日にアメリカ同時多発テロが発生し、数多くのCTイベントがキャンセルとなりました。
メンズのCTで言えば、2000年は13イベント、2002年は12イベント開催されたのですが、2001年の開催イベントは5イベントのみ。
さて、現状を考えると、4月になれば新型コロナウイルスの蔓延が終息に向かってくるとはとても思えませんが、WSLとしてはギリギリまで状況を見極めてから判断したいという意向なのでしょう。
今後のイベントスケジュールに関しては、WSLから最新発表があり次第、随時お届けしていきます。
Out of caution and concern for the safety of athletes, fans and staff, the WSL has decided to cancel all upcoming events in the month of March, including the opening of the 2020 Championship Tour on the Gold Coast of Australia. For more information go to https://t.co/ie0ZfNdmHw pic.twitter.com/LxpMT7fxgg
— World Surf League (@wsl) March 12, 2020
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公式サイト「WSL」