現地時間2020年12月8日(ハワイ)、メンズの2021年シーズンのCT初戦「パイプマスターズ」のワイルドカードを決めるトライアルイベント「パイプインビテーショナル」が開催されました。
トライアルに加え、マイキー・ライトとレオナルド・フィオラヴァンティのCTスポットを賭けたマンオンマンのサーフオフもオン。
今回の記事は、パイプインビテーショナルのイベントレポート、動画、今後の波予報、パイプマスターズ情報などといったニュースをお届けします。
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パイプマスターズトライアル
32名のサーファーが出場したパイプインビテーショナルでは、メインイベント出場のワイルドカードを得ることができるのはトップ2のみ。
結果的には、優勝がハワイアンのジョシュア・モニーツ、準優勝がペルー出身のミゲル・トゥデラとなりました。
ジョシュアは2018年のボルコムパイププロでも優勝していて、弟のセスと共にパイプラインで定評のあるサーファー。
ファイナルではほぼパーフェクトスコアと言える9.60を2本揃える19.20をマークして、ダントツのスコア差で優勝しています。
最高の気分だよ。世界の中でも大好きなパイプでサーフィンし続ける事ができたんだから。
ぼくにとってはこれまででベストヒートだったと思う。トライアルに出場してるサーファーみんなと競うようにサーフして育ってきたから、みんなの実力は分かってる。
だからこそ、とんでもなくナーバスだったよ。それだけに、結果が出て嬉しいね。
*ジョシュア・モニーツ
準優勝のミゲルは、18歳であった2013年からボルコムパイププロに毎年出場するほどパイプに献身しているサーファーなのでキャリアハイライトではないでしょうか。
数週間前にビラボンから連絡が来るまで、今季はハワイ入りすることさえ考えてもいなかったんだ。
メインイベントに出場することができてストークしてるよ。
*ハイライト動画
*イベントのフル動画
ヒート結果
マイキーVSレオのサーフオフ
とても熱いマンオンマンとなったマイキーとレオのCTスポットを賭けたサーフオフ。
まずはトライアルのラウンド1終了後にファーストヒートが行われ、マイキーが11.54、レオが11.33というわずか0.21ポイント差という僅差でマイキーが勝利。
続くトライアルのセミファイナル終了後のセカンドヒートでは、二人共にバックアップスコアを揃えられず、どちらが勝ち上がってもおかしくないシチュエーション。
ヒート残り5分ほどになるとレオがリードしたものの、マイキーが逆転に必要なスコアはわずか2ポイント。
でしたが、マイキーはこの2ポイントをスコアすることができず、セカンドヒートはレオの勝利でタイとなることに。
どちらかが2連勝していたら、その時点でインジュリーワイルドカードが決定となったのですが、本日は勝負が付かず。
最終的にパイプマスターズの本戦スタート直前に開催予定となっているサードヒートまで引っ張る結果となりました。
パイプマスターズ情報
2021年パイプマスターズを欠場するサーファーはオーウェン・ライトとエイドリアン・バッカン。
オーウェンの欠場理由は怪我ではなく、パートナーでミュージシャンのキタ・アレクサンダーが第2子を1月上旬に出産予定であるため。
もしもハワイ入りしたらオーストラリア帰国時に2週間の自主隔離が求められ、出産に立ち会えなくなる可能性があるため、欠場を選んだとのことです。
エースの理由は不明ですが、WSLが基本的に最初の3つのアメリカイベントの期間はアメリカ滞在を選手に求めていて、ツアーに同行できるのは1名のみと諸々の条件があり、その条件を満たすことができないためでしょう。
オーウェンとエースのスポットが空いたということで、マイキーとレオのどちらかはたとえCTスポットを失っても、パイプマスターズにはリプレイスメント出場することになります。
2名のCTサーファー欠場でもう1枠の空きは、ハワイアンのセバスチャン・ジーツがリプレイスメント出場となります。
波予報
明日12月9日は本日よりもサイズは落ちるものの、最大セットでダブルオーバーヘッドくらい入る見込みとなっています。
明日がラウンド1と言う点を考えると、おそらくイベントは朝からオンになると思います。
明後日10日からはサイズダウンし、次なるサイズアップは13~14日となり、本日と同じくらいのサイズ予報となっています。
まとめ
とても開催される可能性が高い明日のパイプマスターズ。
現地時間の12月9日午前8時にイベントが開催の場合、日本時間は12月10日午前3時となります。
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公式サイト「Pipe Invitational」