現地時間2024年3月26日(オーストラリア)、ビクトリア州のベルズビーチがメイン会場のCT(チャンピオンシップツアー)イベント第4戦「Rip Curl Pro Bells Beach」が開幕。
イベント初日となった本日は、メンズのラウンド1~2とウイメンズのラウンド1が開催となりました。
今回の記事は、2024年リップカールプロベルズビーチのイベントレポート、ヒート結果、ハイライト動画、今後の波予報と言ったイベント情報をお届けします。
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イベントレポート
メンズ
メンズ→ウイメンズ→メンズと交互に開催となった本日のイベント初日。
メンズでトータルハイエストスコア17.33とシングルハイエストスコア9.33をマークしたのはガブリエル・メディナ。
今季序盤は不調だったガブリエルですが、ポルトガルイベントで3位の好成績を残したことでようやくリズムに乗ってきた印象です。
昔のガブリエルはスロースターターだったので、本来に戻ったのかなといった印象も受けます。
ポルトガルイベントを欠場したケリー・スレーターは今イベントには登場し、ジョンジョン・フローレンスとセス・モニーツのハワイアン2人と対戦。
そしてなんと2人を抑えてトップ通過を決めています。
勝利者インタビューでは「it's probably my last Bells」と口にしていて「probably」は「おそらく」と言う意味の中で相当可能性が高い時に使う表現です。
パリ五輪というタイミング的にもケリーの引退は今年になるだろうとは思っていましたが、本人の口から出ると寂しくもありますね。
本日の番狂わせとして、トライアルを勝ってワイルドカード出場してるタリー・ウィリーとジョージ・ピターがラウンド2をトップ通過しています。
ワイルドカードに喰われる結果となったのはセス・モニーツとイーライ・ハンネマンの2人。
セスとイーライ以外でラウンド2敗退によりイベント敗退となった残り2人は、デイヴィッド・シルヴァとカラム・ロブソンとなっています。
本日の結果
ウイメンズ
本日のウイメンズでシングルハイエストスコア8.43をマークしたのはベテランのサリー・フィッツギボンズ。
ウイメンズの最終ヒートとなったヒート6に出場したサリーは、ヒート終盤では3位ながらもプライオリティをホールドしたシチュエーション。
そしてヒート残り時間1分ほどでサリーはラストチャンスに賭けると、パワフルなファーストターンにカットバックと続き、エンドセクションではレイバックハックを仕掛けてメイク。
その結果として、2位のタティアナ・ウェストン・ウェブから大逆転を奪うことになりました。
現在のサリーはCTランク14位とミッドシーズンカットの対象ラインにいるので、今イベントでランクアップできるか焦点になります。
トータルハイエストスコア15.17をマークしたのは、ここ2年連続でベルズイベントを制しているタイラー・ライト。
しかもこのヒートはサリーも一緒だったので、3位敗退となったタティは他のヒートであればトップ通過していてもおかしくないというアンラッキーに見舞われました。
本日の番狂わせとして、ランキングトップのイエロージャージ着用でベルズ入りしたモリー・ピクラムがまさかの3位でラウンド2送りとなることに。
モリーを敗退に追い込んだのは、イザベラ・ニコルスとワイルドカードのエリー・ハリソン。
しかも、エリーはイザベラのスコアも上回ってのトップ通過だったので、見事ビッグネームキラーを演じることになりました。
本日の結果
ハイライト動画
波予報
明日27日は残りイベント期間において、トップレベルでコンディションが良さそうな見込みなので開催すると見られます。
波はサイズダウン傾向で午前は5~7フィート、午後は4~6フィートの予報で、風向きは午前は良いものの徐々にオンショアに回っていくとのこと。
おそらく明日も一日フル開催になると思いますが、今日のベルズボウルを見ている限りバックアップ会場のウィンキポップ開催になる可能性もあると思います。
まとめ
日本とビクトリア州では2時間の時差があり、ビクトリア州が2時間進んでいます。
ファーストコールとなる現地時間の3月27日午前7時半は、日本時間では同日午前5時半となります。
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公式サイト「Rip Curl Pro Bells Beach」