Photo by Cait Miers/World Surf League

2024年8月20~29日にホールディングピリオドが設定されている2024年CT(チャンピオンシップツアー)第9戦「Corona Fiji Pro」。

今季レギュラーシーズンの最終イベントであり、フィジーのクラウドブレイクが長らく振りにCT復帰となる記念すべきイベントです。

そんなイベントだけに、ウイメンズサイドにおいて凄まじいワイルドカード選出が発表されました。

今回の記事は、2024年フィジーイベントのウイメンズワイルドカードに関するイベント情報のニュースをお届けします。


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タバルア島沖合に位置するクラウドブレイクがメイン会場となるフィジープロ。

スモールコンディションだろうがヒュージコンディションだろうが、全く同じブレイクを見せると言う驚異的なサーフスポットです。

クラウドブレイクはレフトハンダーで、バレルにターンと何でもありな波質で、見所となるのはやはりバレルでしょう。

そんなクラウドブレイクだからこそのワイルドカード選出となった今回のWSL(ワールドサーフリーグ)によるプレスリリース。

ウイメンズサイドのワイルドカードに選出されたのは、現CSランク2位のエリン・ブルックス、2024年ワールドジュニアチャンピオンのシエラ・カーの2名です。

普通に考えれば、戦歴から今回のワイルドカードに選ばれるのは違和感しかないので、理由は他にあります。

この2人が選ばれた理由は明白で、次世代ガールズとして若い頃からエアリアルやビッグバレルに取り組んできた実績があり、クラウドブレイクのバレルにも通用すると認められているためですね。

実際、エリンはスナッパーロックスでのCSイベントのバレルでパーフェクト10、シエラはニアスでのQSイベントでのバレルでパーフェクト10をスコア。

Photo: WSL / Tim Hain

上記のニアスと言い、過去のウイメンズのクラウドブレイクイベントと言い、ウイメンズではバレルが巻いていようともバレルを狙わないと言う選択肢を選ぶケースも見受けられます。

つまり、クラウドブレイクでイベントをしていてバレルセクションもあるのに、ターン勝負になるケースも結構あったのです。

なのですが、エリンやシエラのように確実にバレルにチャージするサーファーが出てくれば、バレル勝負を避けるわけにはいかないのでウイメンズのコンテストシーンの進化において最高な起爆剤になることでしょう。

ワイルドカード出場と言う事はランキングトップなどとアーリーラウンドで対戦となるので、タイトルレースをかき乱すスポイラーになる可能性も秘めているので、目が離せないイベントになりそうです。

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