現地時間2024年9月3日(モルディブ)、北マーレ環礁サルタンを舞台にした世界一贅沢なサーフコンテストと呼ばれる「Four Seasons Maldives Surfing Champions Trophy」が終了。
イベント最終日、まず開催されたツインフィン部門ではジェレミー・フローレスが優勝、続いてのグランドファイナルではタジ・バロウが総合優勝を飾りました。
今回の記事は、2024年チャンピオンズトロフィー最終日のイベントレポートや動画などといったニュースをお届けします。
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イベント2日目よりも少しサイズが落ち着き開催となったイベント最終日。
3日連続開催であり、ファイナル進出を果たせば1日で3ヒートをこなすことになるので、現役を引退したサーファーにとってはフィジカル面においてハードモードと言えます。
そんな疲れがピークに達しているであろう本日のツインフィン部門でファイナル進出を果たしたのは、ジェレミー・フローレスとタジ・バロウ。
46歳のタジは、全ての部門でファイナリストになっているのでツインフィン部門のファイナルではすでに9ヒート目という展開。
そんなヒートを制したのは、フランス南西部のビーチブレイクバレルをホームとするジェレミーとなりました。
ジェレミーのコメントは以下の通り。
スウェルが消えそうな感じだったのに、再びしっかりとセットが入るようになってクレイジーだったね。
昨日の結果にちょっとへこんでたから、今日はハングリーな気分で優勝したいって望んでて、見事に達成できたんだ。
*ツインフィン部門の結果
1. ジェレミー・フローレス(フランス):1,000ポイント
2. タジ・バロウ(オーストラリア):900ポイント
3. ジャドソン・アンドレ(ブラジル)&マイケル・フェブラリー(南アフリカ):800ポイント
5. カリッサ・ムーア(ハワイ)&アメド”アマデイ”アギル(モルディブ):700ポイント
*ツインフィン部門
グランドファイナルに進出したのはタジ・バロウとマイケル・フェブラリー。
タジは実にグランドファイナルで10ヒート目というハードな連続ヒートとなったものの、見事に総合優勝を果たすに至りました。
総合優勝したタジのコメントは以下の通り。
僕が優勝したって事実に少し罪の意識を感じてるよ。
今イベントでベストサーファーだったのはマイキーだったからね。
どんなボードに乗ってもスタイリッシュなんだけど、ツイニーに乗ってる時が特に際立ってた。
美しいまでのターンを描いて、サーフィンの調子も良さそうだったから今イベントの優勝候補って見てたんだ。
でも、僕はコンテストサーフィンでの勝ち方を分かってる。
我慢強く自分の選んだポジションで波を待ち、数本のバレルをメイクしたし、自分なりのターンも入れた。
ヒート終了間際であっても逆転される可能性は十分にあるって思ってる時に、ストームがヒットしたんだ。
ストームの影響で風は強烈なオフショアが吹いて、波のフェイスは完璧なほどに整って、今イベントで一番真ん丸なバレルをメイクすることができたね。
この時点でもう十分だと思っていたら、マイキーが終了直前に波に乗って、ロングバレルをメイクしたんだ。
逆転されるとは思わなかったけど、何が起こるかは分からないよね。
そして最終的にマイキーのラストスコアがコールされて、僕の優勝が決まったんだ。
グランドファイナルまでに何度となくバレルに入ったおかげで、ラストヒートでディープなポジションから攻める事ができたんだと思ってる。
すごく疲れたけど、体中にアドレナリンが駆け巡っているよ。
今までサーフした中でトップレベルでファンなファイナルだったね。
今後コンテストジャージを再び着用することになるかは分からないけど、また招待状が届いたら考えてみる。
仲間と一緒にバレルに入りまくり、フォーシーズンズに滞在してこれ以上の贅沢はないよね。
1週間に渡ってずっと夢見心地な瞬間続きだったよ。
*イベント最終結果
1. タジ・バロウ(オーストラリア):2,700ポイント
2. マイケル・フェブラリー(南アフリカ):2,600ポイント
3. ジャドソン・アンドレ(ブラジル):2,500ポイント
3. ジェレミー・フローレス(フランス):2,500ポイント
5. カリッサ・ムーア(ハワイ):2,200ポイント
5. アメド”アマデイ”アギル(モルディブ):2,200ポイント
*グランドファイナル
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公式サイト「Four Seasons Maldives Surfing Champions Trophy」