9月にローワーズで開催されたWSLファイナルをもち、今年2024年シーズンのCT(チャンピオンシップツアー)が正式に終了しました。
そして今シーズンの結果を振り返り、ルーキーサーファーの中で最も好成績を残したサーファーに送られる「ルーキーオブザイヤー」が発表されました。
今回の記事は、WSLが発表した2024年シーズンCTにおけるルーキーオブザイヤーに関するニュースをお届けします。
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メンズとウイメンズの二つの部門から選出されるルーキーオブザイヤー。
結果としては、ウイメンズはソイヤー・リンドブラッド「Sawyer Lindblad」(19歳)、メンズはクロスビー・コラピント「Crosby Colapinto」(23歳)と共にサンクレメンテをホームとするサーファーが獲得となりました。
まずはソイヤーのシーズンを振り返って見ると、シーズン序盤から好調というわけではなかったソイヤー。
ミッドシーズンカットを決定するマーギーズプロ前のCTランクは12位と、カットの対象ラインに入っていたほど厳しい状況でした。
なのですが、マーギーズプロにて自身初となるCTイベントファイナル進出を果たし、見事準優勝してミッドシーズンカットをパス。
その後はブラジルイベントでも準優勝と、ルーキーイヤーにして2度のファイナル進出を果たしてCTランク8位と言う素晴らしい結果で今シーズンをフィニッシュしました。
ルーキーオブザイヤーを獲得したソイヤーのコメントは以下となります。
カリッサやステフに並ぶルーキーオブザイヤーを受賞できたのは最高にクール。
今年の目標はルーキーオブザイヤー獲得だったから、目的を達成できて本当にハッピーだわ。
今年のツアーにおけるチャレンジとしては、パイプやチョープーのような波でサーフすることだったの。
これまでに経験したことがなかったことで、楽しくもあり恐ろしくもあるチャレンジだったわ。
でも、あの恐怖心を乗り越えて、人生トップレベルの波に乗る事ができて嬉しかった。
デビューイヤーにして2回もファイナル進出できたのは本当に良かった。
西オーストラリア入りしてからツアーに慣れて来た感じがして、だからこそファイナル進出に繋がったんだと思う。
そしてブラジルでもファイナル進出できた。
2025年シーズンの目標は、CTイベント優勝とランキングでトップ5入りすること。
続いてメンズのクロスビーに関してはファイナル進出はなく、最高位となったのはポルトガルイベントでの3位。
にもかかわらず、CTランク10位とトップ10入りを果たしたのは、際立った結果はなくとも安定した結果を残し続けたためです。
CT歴の長いサーファーに特有な傾向で、今後は勝ち方を覚えてくると長年に渡りトップ10入りの常連になりそうな安定したタイプではないでしょうか。
ルーキーオブザイヤーを獲得したクロスビーのコメントは以下となります。
多くの素晴らしいサーファーたちが獲得しているルーキーオブザイヤーを受賞して仲間入りすることができてヤバいね。
今年は特に、コール、ケイド、イーライ、ジェイコブ・ウィルコックスとかルーキーの層が厚い中でトップに立てたんだからクールだよ。
最大のハイライトの一つになったのはポルトガルで、ちょうどミッドシーズンカットが迫ってプレッシャーを感じてる中、セミファイナル進出を決める事ができたから。
グリフィン(兄)が別枠のセミファイナルにいて、勝ち上がってファイナル進出を決めた。
僕はセミファイナルで負けたけど、ファイナルで対戦する寸前まで行ったんだ。
ファイナル兄弟対決は実現できなかったけど、後一歩だったし、僕はビッグリザルトを残せたし、グリフィンは優勝したからスペシャルだったね。
今シーズンを臨むにあたり、僕は高い目標を掲げて全力で取り組んできた。
だけど、トップ10に入れたり、負かしたいって願っていたサーファーから勝利できたり自分の期待を超えたんだ。
自分のベストサーフィンを披露出来て良かったし、ルーキーイヤーとしては大満足の結果だね。
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公式サイト「WSL」