今夏にタヒチのチョープーで開催された2024年パリ五輪。
通常のサーフスポットとは大きく異なるスラブ(slab:底ボレするバレル)スポットのチョープー開催という事で、多くのオリンピアンは練習に明け暮れたことでしょう。
そんなサーファーの一人が、オーストラリア代表としてオリンピックに出場したモリー・ピクラム「Molly Picklum」(21歳)。
今回の動画は、オリンピックに向けてモリー・ピクラムとシエラ・カーが臨んだチョープーでのフリーサーフィン映像をお届けします。
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モリーと言えば、CTイベントではなくなった新生パイプマスターズで初代パイプマスターに輝いたヘビーバレルを得意とするウイメンズサーファー。
そしてシエラは次世代サーファーガールとして、幼い頃からビッグバレルにチャージしている経験豊富なサーファー。
そんな二人をサーフィンオーストラリアはタヒチへ送り込んだという事で、互いに刺激を与えあったりと相乗効果を狙ってのことだったのでしょう。
今回の動画を見て最も驚かされた点は、テイクオフまでスムーズな流れと言う点。
こういったヘビーバレルと言ったコンディションにおいて、2010年代などによく言われていた事は「ウイメンズはパドルパワーがメンズに劣るから板の走り出しが遅い」と言うセリフ。
なのですが、パドルパワーで言えば体格で劣るシエラであってもスムーズな点を見ると、パドルパワーよりも経験値の方が重要なように感じさせられます。
2010年代にパイプラインでウイメンズトップサーファーのインビテーションイベントなども開催されたものの、波に乗ろうとしても追い付かないシーンが目立った頃が信じられないほどの進化です。
とにもかくにも、ウイメンズシーンにおいては世界トップレベルのバックサイドバレルのスキルを誇るモリーとシエラのライディングをチェックして見て下さい。