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今ではスタイルマスターとして人気を誇っているブラジリアンサーファーのヴィクター・ベルナルド「Victor Bernardo」(28歳)。

19歳であった2016年にはQS(クオリファイングシリーズ)ランク39位まで上り詰めたので、ワールドツアー入りが当たり前なコンペティターと見られていました。

でしたが、サーフキャリアは平坦なものとは行かなかったものの、今やフリーサーフィンの道で注目を集めるまでになっています。

ブラジリアンでスタイルと言うキャリアパスは珍しいので、新たな道を開拓したと言っても過言ではないでしょう。

今回の動画は、ヴィクター・ベルナルドが乗るアルバムサーフのシェイパー、マット・パーカーがヴィクターに関して語る映像をお届けします。


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逆境を乗り越えたキャリアとボードへの敬意

苦難なサーフキャリアを辿ってきたヴィクター。

わずか数年前には、ビーチから離れた地で皿洗いやケータリングの仕事で生計を立て、再びサーフィンをするための資金を必死に稼いでいたとのこと。

この経験により、謙虚さや今乗るボードへの深い感謝の念を絶やさないと言います。

ヴィクターは新しいボードを受け取ると、時間をかけてデザインの意図と波のコンディションとの適合性を汲み取るそうです。

このボードへの洞察が、ヴィクターのライディングを特別なものにしているとのこと。

リラックスとパワーを両立させた独自のライディング哲学

ヴィクターのサーフィンは、その多様性と適応力が際立っていると言います。

幅広いボリュームのボード(29リットルから49リットルまで)を自在に乗りこなし、それぞれのボードの特性を最大限に引き出すとのこと。

彼のライディング哲学は、「ボードにラインを導かせる」という点。

自分のラインを強制するのではなく、ボードと波のポテンシャルを感じ取ることに集中しているそう。

このアプローチにより、彼のスタイルは常にリラックスしているにもかかわらず、爆発的なパワーを秘めていると言います。

この「リラックスかつパワフル」なスタイルは、彼がコンテストシーンと言う枠組みからの制約から解放されたことで開花したとのこと。

フリーサーファーとして、純粋な自己表現を追求する中で、彼のサーフィンはより美しく、より魅力的になったそうです。

際立つバックサイドの技術とフロー

特筆すべき点は、ヴィクターのバックサイドサーフィンのテクニック。

コンペティター時代に培ったベーススキルと完璧なタイミングが融合することで、ボトムターンからリップにかけて強烈なアタックを可能にしていると言います。

また、ヴィクターのサーフィンの魅力は、ターンとターンの間、つまりはフロー(流れ)と言う繋ぎ部分にあると評価されているそうです。

ライディング全体を通して途切れることのないスムーズな動きこそが、ビクターのサーフィンを真に魅力的なものに昇華しているとのこと。

幅広いボードへの関心があるからこそレトロな要素も

ショートボードだけでなく、レトロなフィッシュやツインフィン、シングルフィンといったオルタナティブボードへの強い関心を持ち続けているヴィクター。

タイプの異なるボードに乗る感覚を楽しむという、サーフィンへの純粋な愛情から来ているとのこと。

直接ヴィクターのサーフィンを見た人は、画面越しでは伝わりきらない圧倒的なスピードとパワー、そしてそれをカジュアルにこなす姿に驚かされるそうです。

まとめ

ヴィクターはまだ20代と若いという事もあり、スタイルサーファーとしてすんなり成功していたイメージがありました。

でしたが、実は挫折やサーフィンから離れていた時期があったりと、苦労を乗り越えた上で今があるのだと気付かせてくれる内容でした。

また、シェイパーからこれほど賛辞の言葉を贈られるサーファーという事で、サーフィンのパフォーマンスと人間性の両方でいかに優れているかも分かりますね。

そんなヴィクターのスタイリッシュで見ていて心地よいライディングをチェックして見て下さい。

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