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10年ほど前であれば、プロサーファーであれば何かしらのブランドのライダーとなって稼ぐのが一般的でした。

しかし、近年ではライダーとしてではなく創業者としてサーフブランドを立ち上げるプロサーファーが徐々に増えてきていて、その流れはまるでプロスケーターかのよう。

そして新たにサーフブランドを立ち上げるビッグネームが。

今回の記事は、ジュリアン・ウィルソンが立ち上げるブランド「Rivvia(リヴィア)」に関するニュースをお届けします。


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プロサーファーにとって、最もサポートしてくれるメインスポンサーとなるブランドの大半はアパレルブランド。

その点を踏まえ、サーフシーンにおけるブランド立ち上げは大まかに分けて2種類あると考えています。

一つ目はメインスポンサーからのスポンサー料を確保しながら、アパレル以外のサーフアクセサリーなどといったブランドを立ち上げるケース。

このケースはオーストラリアのフリーサーファーに多く見られ、複数のフリーサーファーとフィルマーが共同創業者として動いているケースが多いです。

二つ目は今回のジュリアンのケースに該当するのですが、自らサーフアパレルのブランドを立ち上げてしまうもの。

これまでの事例で言えば、ケリー・スレーターの「Outerknown」、デーン・レイノルズとクレイグ・アンダーソンの「Former」、ジョンジョン・フローレンスの「Florence Marine X」があります。

という事で、ジュリアンの「Rivvia」はトップサーファーによるサーフアパレル立ち上げとしては4つ目となりますね。

ブランドコンセプトについては以下とのこと。

楽しく遊ぼうという気持ちのもとでのアクティブなライフスタイルを、より多くの人に知ってもらって推奨したいと考えています。

絶えず好奇心を持ち、常に夢中になる。その舞台が、ダート、ビーチ、コンクリートだろうが何でもあり。

コンセプトを見た時に意外に感じたのは、今の時代であればサステイナビリティなど掲げるのが無難とも言えますが、一切触れていません。

シンプルに要約してしまえば「もっと外で遊ぼう!」と言った内容に集約でき、はっきり言うとまだ全容が良く分からないのが正直なところ。

今後の展開として、2022年6月にオーストラリア、アメリカ、ヨーロッパ、日本でファーストラインをローンチするそうです。

さて、プロサーファーによるこれまでのアパレルブランド立ち上げを見ると、ビッグネームが携わっていることからローンチ前は話題になるものの、その後はニュースになることがないのが大半。

おそらく熱烈なファン以外はほぼ動向さえ知らないと言うのが実情だと思うので、新規のファン獲得は厳しいと言えます。

そんな厳しい世界という事を承知で参入したと思うので、ジュリアンがどのようなブランド展開していくのか注目ではないでしょうか。

ジュリアン・ウィルソンの昨年までの過去記事