Kelly Slater shredding Winkipop

今シーズンはスランプと言えるほどWCTイベントのヒートを勝ち上がることのできない11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーター「Kelly Slater」(44歳)。

2つのイベントを終えた現時点において、1ヒートしか勝ち上がっていないのは驚きの事実です。そんなケリーですが、ベルズビーチの隣に位置するウィンキポップでボードのテストライドを行っていたそうです。

今回の動画は、ケリー・スレーターがサイモン・アンダーソンがシェイプしたボードをテストライドする映像をお届けします。


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動画冒頭では「ウィンキポップは好き?」との質問に、「嫌いな奴はいないでしょ。ベルズよりも断然波が良いんだから」と答えるケリー。ケリーは以前から、ベルズはコンディションが急変しやすいからあまり好きじゃないと公言してますね。

また、ウィンキポップの方がショルダーが張るので、ハイパーフォーマンス向けというのが理由でしょう。ただ、イベント会場としてベルズは歴史があるので、コンテストではあまりウィンキポップに浮気できないでしょうが。

さて、ボードの話題に戻すと、ケリーが乗っているのはサイモン・アンダーソン(61歳)がシェイプしたボード。サイモンについて少し触れると、スラスターと呼ばれる今ではスタンダードな3フィンデザインの考案者。

当時、プロサーファー兼シェイパーという人が多かった時代。サイモンもまた、ワールドツアーサーファーでありながらシェイパーで、パワーサーファーであったサイモンは、当時の主流であったツインフィンではルース過ぎてコンテストに勝てなくなります。

そこで1980年終わりにスラスターのプロトタイプを作り、翌年のベルズにスラスターを持ち込むと優勝を果たし、その後は瞬く間にスラスターが一般的になったというわけです。

そんなサイモンのボードに乗っているわけですが、興味深いのは、ケリーのボードにはサイモンのディケールは見当たらず、スレーターデザインズのディケールしかありません。

Simon Anderson Slater Designs

ということは、スレーターデザインズのニューモデルとして調整している可能性が非常に高いです。グレッグ・ウェバー、ダニエル”トモ”トムソンのファーストラインに続く第二弾も非常に楽しみなスレーターデザインズです。

ちなみに、今回の動画を見たら、ベルズビーチではなくウィンキポップでリップカールプロを開催をした方が、ギャラリーにとって見応えがあると感じたのは私だけでしょうか!?

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