今シーズンのワールドツアーのライブ中継をネット観戦していると、「Waves For Water」という団体のCMが頻繁に流れているので気になっている方もいると思います。そこで、今回の動画は、同団体の活動内容について触れた映像をお届けします。

世界の貧しいエリアでは、汚れた水を飲むことで毎日のように命を落とす人がいます。そこで、同団体は浄水を提供すべく、発展途上国で生活の苦しいエリアへと水を濾過するシステムの設置などを行っているのです。ただ、Waves For Waterにはノウハウがあるが資金はない。そのため、ASPやハーレーといった賛同してくれる企業とパートナーシップを組み、活動を行っているとのこと。

同団体の設立者であるジョン・ローズさんは、元プロサーファーで、世界中を飛び回って波に乗っていたそうです。そこで、再び思い出深いエリアに戻る口実として、このような組織を立ち上げたとも言います。人の役に立つことができ、なおかつ訪れたエリアでサーフできるのは、サーファーにとって一石二鳥ですね。

同団体の特徴は、組織的に大掛かりな濾過システムを提供するだけなく、サーフトラベラーにもボランティアとして協力を要請している点にあります。ボランティアに参加するサーファーは、ネット上でアカウントを作成し、自分のサーフデスティネーションなどの情報を登録することで、必要とされるエリアへポータブルの小型濾過装置を、例えば10個ほど持って行き、設置するといった流れです。世界中のサーフトラベラーの数を考えれば、ちょっとした活動も、大きなムーブメントになるという発想なのです。

とても画期的なアイディアであり、ボランティアサーファーもローカルとの触れ合いができるので、非常に充実したトリップになるのではないかと思います。興味のある方は、下記サイトのリンク先をチェックしてみてはいかがでしょうか。

公式サイト「Waves For Water」


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