今回お届けする動画は、ワールドツアーでベテランのタジ・バロウ、中堅のジョシュ・カー、若手のジョンジョン・フローレンスの3人に対し、ツアーイベントで過去最高のエアーを答えてもらう映像となります。
スタートは、コロヘ・アンディーノの父親ディノ(45歳)が登場。コンテストサーフィンにおいて、エアーが取り入れられる移行期を体験したディノは、それまでボトムターンが求められる波で、突如としてフェイスの中腹からエアーをするサーファーにハイスコアが付くようになり、驚かされたと話してスタート。
それでは、上記3名の答えを順に紹介します。
タジ:2011年度クイックシルバー・プロ・ニューヨークでのケリー・スレーターによるフルローテーションのエアリバース。それと、2012年度リップカール・プロ・ベルズでの、またまたケリーのエアリバース。ニューヨークでは、セミファイナルでタジが9点台を二本揃えてリードしていた時に、ケリーがエアリバースで10ポイントを獲得し逆転され、かなり悔しかったと言います。
ジョンジョン:ニューヨークでの、ケリーのエアリバース。特に、タジにリードされてるプレッシャーの中でメイクしたのが印象的とのこと。
ジョシュ:ベルズでの、ケリーのエアリバース。エアー向きの波ではないベルズで狙った事と、40代の「おじさん」なのに・・・とのこと。
いずれもケリーのエアーで、両方ともにスコアはパーフェクト10でした。昨シーズン、ジュリアン・ウィルソンとジョンジョンのアーリーウープが、コンテスト史上最大級と言われましたが、おいしいところはケリーが持っていきますね。
ちなみに、ベルズでのエアリバースは、ミック・ファニングとのファイナルで見せたもの。ミックが大幅にリードし、アウトでじっくりとセットを待っている間、ケリーはミドルセクションで小さなの波をキャッチし、当時のコンテストではレアなフルローテーションのエアリバースでパーフェクト10を取りました。
プライオリティを持ってケリーをブロックしたとしても、ケリーはミドルの波で10ポイントを出せるので、ケリーとの対戦では、どんなに点差を付けても油断できないと話すサーファーが多い理由が分かりますね。
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