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Photo by Beatriz Ryder/World Surf League

コンテストシーンにおいて、大いなるマイルストーンとなった2024年4月16日。

11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーター「Kelly Slater」(52歳)がミッドシーズンカットに引っ掛かり、フル参戦のCTサーファーの座から離れることになったためです。

まだまだCTイベントを含めWSLコンテストには出場する意思があるので、一般的な引退とならないのは複雑なのですがケリーらしくもあります。

今回の記事は、ケリー・スレーターがヒート後のインタビューで語った内容の全日本語訳をお届けします。


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ケリーがヒート後のインタビューで語った内容は以下となります。

グリフィンが6ポイントをスコアした波を乗らなかった自分にフラストレーションが溜まってるよ。

グリフィンの4ポイントはビッグスコアじゃなかったし、しばらくすればグッドウェイブが入ってくると思ってたからセットを待ち続けてたんだ。

グリフィンが6ポイントの波に行った時、僕がプライオリティを持ってなければ100%行ったけど、プライオリティを持ってたからためらったんだよね。

結果的にグリフィンはあの波でヒートのベストスコアを出したから、僕はあの波に乗るべきだったし、そうすればグリフィンがラストに乗ったセカンドベストも僕が乗っていたことになるから、ヒート展開としては完全にミスを犯した。

まぁ、コンディションがかなり悪化したヒートって点もあったんだけど。

今の気持ちに関してはこのタイミングを迎えて色んな思いが沸き上がってきていて、特にローカルサーファーに担ぎ上げてもらってね。

こないだフリーサーフィン中にそんな話をしてもらって、アンディやTボーンとかローカルに担いでもらえて光栄だよ。

ここ数年のマーガレットリバーでのローカルからのサポートは本当に最高なんだ。

僕はマーガレットリバーで良い結果を残したことがないけど、ローカルは優しくてタジ(バロウ)、ジャック(ロビンソン)、ジェイ(デイヴィス)に次いで推してるよなんて言われたりしてね。

僕のキャリアにおいてはマーガレットリバーは得意な波じゃないから、ここでキャリアの終止符を打ちたくないのが本音。

だから、フィジーイベントのワイルドカード申請をしてるから、どうなるのか楽しみにしたいね。

ただ、何事にも終わりが付き物だし、新たな環境に適応しなければ生きていけないんだけど。

僕のモチベーションはみんながやっているように100%の思いをCTイベントにぶつけるような状態ではないし。

世界中から素晴らしいサポートを受けていて、ファンがハードコアで有名なブラジルでさえ、僕は人気があるんだ。

ブラジリアンファンは途方もない愛やサポートに加え、怒りの感情も表現してくれた。

特に僕が批判的な事を言うと怒り狂ったりするけど、長年に渡ってサポートしてくれてる事に感謝してるし最高の思い出さ。

オーストラリアにはあと数週間残る予定で、レナートからゴールドコースト(CS初戦)でサーフしたいか聞かれて、スナッパーの予報が良ければ出場するかもしれないね。

オーストラリアで2週間過ごしてから、仕事が入ってるからアメリカに戻る予定になってる。

3カ月弱で赤ちゃんが生まれるから、本音としてはオーストラリアにあと数か月は滞在したいんだけど。

今後数カ月はカラニと落ち着いた時間を過ごして、新たなライフスタイルに備えたいと思ってるよ。

これほど長いツアー生活だったからあらゆる感情の起伏があって、必ずしもずっとバラ色だったわけじゃないけど僕の人生において最高な時間だった。

ホームで家族がライブ中継を見てくれてると思うけど、みんな大好きだよ。

今週はミラクルを起こすことができなかったけど、これまでの長いツアー生活でミラクルを起こしてきたし、今日もヒート残り1分で良いセットが入るんじゃないかななんて思ってたんだ。

ナンバー1で親友のグリフィンに破れての結果だから納得できるけど。

いつか終わりを迎えるかもって気持ちはずっと押し殺してきたんだけど、その感情が浮上してきたのが今年のサンセットでのこと。

パイプで結果を残せなかったし、サンセットもダメだった上に股関節の術後の痛みがまだ残っていたから。

痛みはアドレナリンでなんとかカバーできるかなって願っていたけど無理で、サンセット後にカラニと家で話している時に心が折れた。

その時にツアー生活の終わりを感じたけど、終わりは何か他のものの始まりでもあり、僕にとっては今後の人生のスタート。

僕はこれまでサーフィンのおかげで、信じられないほど恵まれた人生を歩んできた。

ギャラリーと熱狂するような時間を過ごしてきたから少しゆっくりした時間を取って、これまでの経験を噛みしめて行こうと思ってるよ。

それにしても、50歳を超えてもCTサーファーの輪に交じって同じ時間を共有できて楽しかった。

若手と知り合う事もできて、パイプで対戦した理央(和井田)から「リタイアしないで」って言われたし、コールとのヒートは楽しかったし、フルタイムのコンペティターとしてグリフィンとのヒートで終えられて良かった。

でもね、フィジーのワイルドカードを獲得したらグリフィンと再戦しそうな予感がしてるから、そしたら借りは返すからね。