現地時間8月18日(タヒチ)、2014年度ASPメンズワールドツアー第七戦ビラボン・プロ・タヒチのラウンド1とラウンド2ヒート2まで開催されました。波のサイズはフェイスで10~15フィートで、最大セットでトリプルオーバーヘッドほどのエピックコンディションでした。
注目のサーファーはやはり、1999年からスタートしたチョープーでのツアーイベントで実に4度も優勝している11×ワールドチャンプのケリー・スレーター。波がサイズアップすればするほど敵なしの強さを見せるケリーは、0:15~のライドで9.4ポイントをマークし、ラウンドアップを果たしました。勝利者インタビューでは「こんなコンディションでコンテストができる事にテンションが上がって、武者震いしたよ」とのこと。
もう一人の注目サーファーは、ビッグバレルに滅法強いジョンジョン・フローレンス。1:38~の波で鳥肌ものの垂直ドロップをメイクしました。このライドは、その後のバレルは浅かったものの、ドロップの難易度が評価され8.83ポイントが付きました。ただ、好調だったカイ・オットンに破れ、ラウンド2行きとなっています。
唯一のパーフェクト10をマークしたのは、ワイルドカード出場のネイザン・ヘッジ。1:47~のライドが満点を叩き出したもので、テイクオフのエアドロップからディープバレルをメイクしてのこと。ワイルドカードですが、ワールドツアーサーファー時代に同イベントで2位の成績を残した実力は今だ健在でした。
本日のコンディションは、最大セットが入ると、さすがにパドルインサーフィンでは厳しいかなと思いました。つまり、これくらいがコンテストが開催できるマックスサイズですね。明日は、少しサイズダウン傾向ですが、ダブルオーバーヘッド超はあるそうで、ほぼコンテストの開催は確実視されています。今シーズンのイベントで最もエキサイティングであることは間違いないので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
開催時間の予定ですが、日本時間の明日20日の2時(今日の深夜2時)にドーン・パトロール(Dawn Patrol:朝一波チェック)が行われて、2:30~3:00くらいにはスタートするかと思います。
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