現地時間10月4日(ポルトガル)、2014年度ASPウイメンズワールドツアー第九戦カスカイス・ウイメンズ・プロのラウンド4ヒート3~ラウンド4ヒート4までの2ヒートのみ開催されました。公式サイトによる波のサイズは、フェイスで2~4フィート。
2014年度ASPウイメンズワールドツアー第九戦カスカイス・ウイメンズ・プロ:初日ハイライト
2014年度ASPウイメンズワールドツアー第九戦カスカイス・ウイメンズ・プロ:二日目ハイライト
本日、注目されたのはタイラー・ライト。タイトルレースに残れるかどうかが懸かったヒートとなりましたが、小波の厳しいコンディションの中でも、シングルハイエストスコアとなる8.9ポイントをマークしてラウンドアップを果たし、タイトルレースに残る結果となりました。
あまりにも内容のない本日は、コンテストでは毎回お伝えしている波のサイズに関する情報を付け加えておきます。波のサイズは、世界基準ではフィート(footもしくは複数形のfeetを略してftと表記が一般的)で表記します。コンテストでサイズ表記をする時、単にフィートで示す場合と、フェイスで何フィートと示す場合があり、国によって異なります。波を正面(岸側から海を見て)から測定する場合がフェイス、波を裏側(沖から見た場合)から測定する場合はフェイスとの記載はなく単に何フィートと記します。
個人的な経験から見ると、国別ではアメリカがフェイスで測定し、ハワイやオーストラリアが波の裏側からの測定が一般的かと思います。日本では、波を正面から見て、腰や肩など体の部位を使って表現します。この体の部位をフィートに当てはめた印象として、3ftがオーバーヘッド、6ftがダブルオーバーヘッドといった感じです。フィートは約30センチなので、アメリカのようにフェイス(正面から)でサイズを測定する場合、3ftは90センチほどとなり、日本式のサイズならお腹ほどとなり、波の裏側から測る場合の半分もしくは半分以下のサイズとなります。
ただ、厄介なのがタヒチのチョープーといったスラブ系の波。波のボトムが根こそぎホレるため、正面から見た波のサイズは大きいものの、波の裏側からサイズを測ると、とてつもなく小さくなります。そんな時は、前述した3ft=オーバーヘッドほどの計算でサイズを表記している印象を受けます。ちなみに、スラブという波質の説明については、下記リンク先の記事から参照して見て下さい。
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