昨シーズンのワールドツアーでは、ツアー会場となって大いに盛り上がったバリ島クラマス。ワールドクラスのライトハンダーがブレイクするサーフスポットで、日本人サーファーに最も人気の高いサーフデスティネーションであるだけに、クラマスの名を知る方は多いはず。

今シーズンもまた、当初はクラマスでのワールドツアーイベントが予定されていましたが、数年振りにJベイ(南アフリカ)でのコンテスト開催が決まると、クラマスでのイベント開催はなくなってしまいました・・・。

そんな中、ワールドツアーではありませんが、クラマスでのイベント開催に名乗りを上げたのが、オーストラリアのおふざけ集団としても知られるサーフアパレルブランド「The Mad Hueys」でした。The Mad Hueysの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。

The Mad Hueysの過去記事

クラマス正面に位置するホテル「コムネ・リゾート(Komune Resort)」から、コムネ・バリ・プロ(Komune Bali Pro)と名付けられた同イベント。ASPのWQSイベントとしてはグレードの最も低い1スターイベントとしての開催となりました。しかし、The Mad Hueysが絡んでいるだけに、パーティー要素が盛りだくさん。昨今のコンテストとは、対極的なイベントとして盛り上がったそうです。

とは言うものの、サーフィンのレベルは高いです。例えば、ファイナリストに進んだディーン・モリソン。元ワールドツアーサーファーであるディーンは、世界的に有名なスナッパー・ロックスやDバーを有するクーランガッタ出身で、ツアーデビュー時は、同じくクーランガッタ出身のミック・ファニングやジョエル・パーキンソンと共に、クーリー・キッズと呼ばれ、申し分ない実力を備えたサーファー。

現在は、ビッグウェイブサーファーとして、今年初開催されたビッグウェイブイベント「レッドブル・ケープ・フィア」に招待サーファーとして参加したり、数々のビッグウェイブセッションに姿を現しています。ディーンの過去記事は、以下のリンク先から参照して見て下さい。

無事に幕を閉じたビッグウェイブイベント「レッドブル・ケープ・フィア」

パーティー気分で楽しみながらも、ハイパフォーマンスサーフィンも楽しめる同イベント。まるで、ハチャメチャだった昔のワールドツアーにタイムスリップした感じもありますが、こういったイベントもアリではないでしょうか。ちなみに、同イベントに対してディーンは「ミックとは真逆の事をしてるんだ」とのことです。


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