コンテストシーンがハワイへと舞台を移す直前、ブラジルで開催されたWQSプライムイベント「オニールSPプライム」。残りわずかなプライムイベントで、ワールドツアー入りを目指すサーファーにとって、ポイントを稼ぐ上で極めて重要なイベントでした。

そのイベントで優勝したのがワールドツアーサーファーでブラジル出身のフィリペ・トレド。実は同イベント開催前、すでにワールドツアーのランキングで、ツアー残留を確定させていたフィリペ。ハワイ入り前の大事な時期であるため、わざわざブラジルのイベントに出場する必要性は全くありませんでした。

おそらく、母国でのイベントを盛り上げたいという思いで参加したのかと思います。そして、ヒートでフィリペが見せたのは、コンテストサーフィンと言うより、フリーサーフィンのようなエアーの連続。しかも、異常なほどの成功率でメイクしまくりで、ギャラリーを沸かせました。

今回の動画は、同イベントでのフィリペのライディングのみをフィーチャーした映像となります。フィリペがメイクしているエアーは、世界トップサーファーの大半はメイクできます。ただ、コンテストという限られた時間で、これほどまでにメイクしていると言うのが尋常ではないのです。

まだ19歳のフィリペ。今後のさらなる成長が末恐ろしいサーファーです。フィリペの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。

2013年度WCTメンズno.15:フィリペ・トレド

フィリペ・トレドが見せるモダンサーフィン

フランスで炸裂するフルローテーションの連続:フィリペ・トレド

半端じゃないライド連続のフィリペ&ヤゴのブラジリアンセッション

ポルトガルの小波セッション:フィリペ・トレド&トーマス・エルメス


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