スペインの企業「ジェットソン(Jetson)」が開発した小型モーター内蔵サーフボード。これまでにも、ジェットサーフのようにモーター内蔵サーフボードはありました。しかし、コンセプトが異なります。
ジェットスキーのようにモーターのみでライディングできるジェットサーフに対し、ジェットソンのサーフボードは人間のパドルも必要とされるためです。言ってみれば、原付きと電動アシスト自転車のような感じでしょうか。ジェットサーフの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。
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ジェットソンがサーフボードにモーターを内蔵させた目的は、パドルバックする時にあと一歩でセットを喰らわないで済む、もしくは波に乗る時にもう少しパドルしたらボードが走るのにといったシチュエーションにおいて、モーターの力で後押しさせるもの。
そのため、パドリングは通常通りにすることが求められますし、しっかりとパドルした上でモーターを使用しないとポテンシャルを十分に発揮することはできない仕組みとなっています。ちなみに、テイクオフ時にモーターを使っても、モーターが稼働する時間はわずか数秒となっているそう。
モーターの稼働は、ノーズのサイドに付いたボタンで行われます。モーターのレベルは4つに分かれていて、今にもブレイクしそうなセットから逃げる時やテイクオフ用と、状況に応じてスピードが異なります。当然、最もスピードの出るボタンを使えばバッテリーの消耗は激しくなることに。ちなみに、一般的な充電で、20本以上の波に乗れるそうです。
ジェットソンからリリースされているサーフボードは3本あり、長さは順に6'4"、6'8"、8'0"となっています。ボードの価格は、日本円でおよそ40万円前後。現在のところ、スペイン国内のサーフショップのみでの販売となっていますが、来年2015年からは海外代理店での販売も視野に入れているそうです。
今回の動画は、そんなジェットソンのボードをテストライドしている映像です。ただ、残念ながら、瞬発的なパワーを加える機能だけに、いつモーターが稼働したのか視覚的にはまったく分かりません・・・。
興味のある方は、下記リンク先から詳細について参照して見て下さい。
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