様々なバリエーションが存在するエアーの中でも、あまり一般化されないロデオフリップ。難易度が高いせいなのか、一発技として次のマニューバに繋げづらいせいなのかは定かではありません。

ロデオフリップを最初にメイクしたと言われる(映像に残したという意味で)サーファーは、ジョーディ・スミスだと思います。ただ、ジョーディがメイクしたのはフリーサーフィンでのこと。

ワールドツアーイベントで初メイクしてみせたのは、パット・グダスカスですね。2010年にタヒチのチョープーで開催されたビラボン・プロ・タヒチでのこと。チョープーと言えば、バレルのイメージしかないですが、パットがメイクした時は、小波でのマニューバ勝負という極めてレアなコンディションでした。

今回の動画は、そんなロデオフリップをジョンジョンがメイクした映像となります。しかも、場所はパイプライン。ジョンジョンの凄い所は、ただメイクするだけでなく、その先のセクションでショルダーが張っていれば、さらにマニューバを続けられるポジションに着地している点だと思います。

今年は、ポルトガルでケリー・スレーターがエアリバース540をメイクしたので、ジョンジョンのエアー熱に火が付いたのかもしれません。ポルトガル後にホームのハワイへと戻ってすぐ、メイクこそできなかったものの、バックサイドのエアリバースで360度以上のローテーションを見せた写真が話題にもなっていましたので。


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