年々、激しさを増していくビッグウェイブサーフィン。実際の波よりも小さく見えがちとなる映像を通しても、思わず「その波に突っ込むの?」といった驚愕のライディング映像がネットの世界で飛び交っています。

そこで、今回の動画は、ビッグウェイブサーファーがトレーニングを行っている映像をお届けします。フィーチャーされているサーファーは、ビッグウェイブサーファーとしてはトップクラスのライアン”ヒッポ”ヒップウッド(オーストラリア)。


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リスクの高いチャージが当たり前となっていくビッグウェイブサーフィン。当然、波に巻かれれば生死に関わるほど危険なシチュエーションもあり、ビッグウェイブサーフィンで命を落とした仲間もいるというヒッポ。そのため、万全の状態でチャージするために、トレーニングは欠かせないとのこと。

ヒッポのコーチは、パーコことジョエル・パーキンソンのコーチとしても有名なウェス・バーグ。ハワイでのモロカイ島~オアフ島横断パドルレースにパーコと一緒に参加し、3位の成績を残しているアスリートです。

トレーニングは、基礎体力向上に加え、プレッシャーの中でも正しい決断を下せる精神力を付けるものとのこと。つまり、ビッグウェイブに巻かれた時、最も危険なパニック状態に陥らないよう、鍛えるということです。

この動画を見て興味深いのは、ビッグウェイブサーフィンのトレーニングでは、ライディングに関する技術面のトレーニングではなく、ワイプアウトした時のサバイバル術という点。つまり、主眼はいかに死のリスクを減らすかという点にあります。

それだけ、死が隣り合わせなチャレンジであり、それでもチャージするビッグウェイブサーファーにはどのような世界が見えているのか、想像を絶するものがあります。