2015年4月12日、アフリカ大陸の東沖合に浮かぶレユニオン島にて、シャークアタックが発生しました。被害者となったのはキッズサーファーのエリオ・カネストリ「Elio Canestri」(13歳)で、レスキューが迅速に駆けつけたものの命を落とす事となりました。
エリオ君がサーフしていたスポットは、サーフィンや遊泳を問わず、海への立入り禁止区域だったと言います。その理由は、レユニオン島ではシャークアタックが頻発しているため。
2011年以降、今回のケースを含め、シャークアタック発生件数は16件に及び、死に至ったケースは7件。直近では、2月にもシャークアタックが発生しています。
そのため、これ以上のシャークアタック発生を防ごうと考えた当局は、ライフガードを配置して監視体制の整った特定のエリア以外では、海でのアクティビティを禁止していました。
今回の件を受け、レユニオン島出身のワールドツアーサーファーであるジェレミー・フローレスは、インスタグラムを通じて「エリオは将来有望なサーファーだったんだ。とても悲しくて悔しい思いでいっぱい」とコメントしています。
今回の動画は、エリオ君のサーフ仲間が作ったトリビュート映像となります。人生これからの13歳という早いすぎる他界。哀悼の意を表します。
現在、シャークアタック対策としては万全な手法は存在しません。ただ、過去記事に記したケープタウン(南アフリカ)の発表している点などを参考にし、意識を高めることしか無いのが現状かと思います。
ケープタウンで実施されているシャークフラッグ&シャークアタック遭遇確率を減らすコツ