昨年2014年の10月、ポルトガルでのワールドツアーイベント期間中のフリーサーフィンで、ケリー・スレーターがメイクしたことで大きな話題となったエアリバース540。
今回の動画は、姉にロングボードウイメンズチャンプのケリア、兄にNSSAナショナルチャンプのジョシュアを持つ、セス・モニーツ「Seth Moniz」(17歳)が、ほぼエアリバース540をメイクした映像となります。
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ほぼメイクと表現したのは、最も多いランディング(着地)でのワイプアウトではなく、その後のリカバリーでバランスを崩したためです。フルローテーションよりも回転する540であるため、その後のリカバリーも難易度が高いんですね。
これまで、数々のバリエーションが生まれてきたエアリアル。フリン・ノヴァックによるバックフリップ、アーリーウープを変形させたジョシュ・カーのカラプト、マット・メオラのスピンドルフリップ540など。
しかし、誰もが真似したくなるのは、エアリアルのバリエーションにおいて王道とも言えるエアリバースではないでしょうか。そして、エアリバースの中でも現時点において最高難度のエアリバース540は、セスという若手サーファーのトライにより、今まで以上に目指すべくトリックの一つとして、トライするサーファーが増えるような気がします。
次にメイク映像を見せてくれるサーファーは誰になるのでしょうか?ケリーがメイクした時、有名サーファーが揃って口にしていたのは「チッパが最初にメイクすると思ってた」というコメントでした。
ローテーションの早さから見れば、私もチッパなら近い内にメイクするのではないかと考えています。ただ、エアリアルサーファーにもそれぞれに好みのスタイルがあり、みんながみんな、同じエアーにチャレンジするわけではないので、チッパが興味を持っていればの話ですが。