カリフォルニア出身で元ワールドツアーサーファーのデーン・レイノルズ「Dane Reynolds」(29歳)。現在はフリーサーファーとして活動し、人気の高さは今なおトップレベルですね。
今回の動画は、そんなデーンによるホームブレイクでのフリーサーフ映像となります。Jベイ・オープン後に帰国してから、ハリケーンスウェルを当てた際のセッションです。
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フリーサーファーでありながら、人気が高いことからワイルドカード出場でワールドツアーに度々出場しているデーン。今シーズンはツアー初戦のクイックプロ、フィジー・プロ、Jベイ・オープンと、すでに3戦に参加。
フランスで開催されるツアーイベントにも出場予定となっているので、パートタイムのワールドツアーサーファーといった感じもしますね(笑)。
そのデーンによる今回の映像ですが、ベストライドを集めたサーフムービーとは異なり、日常のセッションをさらけ出したといった内容。流したサーフィンが多く、ワイプアウトも目立ちます。
ただ、参考になる点があります。それはスピード。サーフィンにおいて、どんなマニューバであろうと必須となります。そこで、どのようにスピードを出しているのか考察してみます。
まずは、テイクオフ。デーンのテイクオフを見ると、ボードが走り出してからすぐに立つのではなく、腕立て伏せの体勢となってから、ゆっくりと待つシーンがよく見られます。
この理由は、波はブレイクしているセクションが最もパワーがあるので、そのセクション近くにポジショニングし、波から最大限のパワーを活用するため。
とは言え、テイクオフ後のスピードは、それほど特筆すべきではありません。注目となるのはボトムターン。特に、バックサイドが分かりやすいですね。ボトムターン一発で、爆発的なスピードを生み出していますから。
つまり、波のパワーポケットでしっかりとレールを使ったボトムターンをする事ができれば、ツアーサーファーに一歩近づけるとも言えますね。
もちろん、ボトムターン自体は、非常に奥の深いテクニックなので、すぐにマスターできるわけではありません。事実、ワールドツアーサーファーの中でも、レベルの差はあります。ロングウォールでの深いボトムターンが得意なサーファーもいれば、ブレイクの早い波でのクイックなボトムターンが得意なサーファーと様々なので。
ただ、じっくりと今回の映像をチェックして、デーンの重心、体の入れ方、体勢を細かく参考にしてみてはいかがでしょうか。しっかりとイメージトレーニングをしてから海に入った方が、確実に上達は早くなります。
デーンの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。
デーン・レイノルズのCluster未使用となった最新映像「Sampler」
2011~2013年のベストライディング:デーン・レイノルズ