今シーズンからワールドツアー入りしたブラジリアンのツアールーキーであるイタロ・フェレイラ「Italo Ferreira」(21歳)。
勢い溢れるブラジリアンストームの波に乗るイタロは、ルーキーでありながらツアーイベント第六戦まで終了した現時点において、WCTランク9位という凄まじい成績を残しています。
言うまでもなく、ルーキーサーファーの中ではトップのランキングです。ちなみに、ルーキーサーファーTop3をチェックしてみると、イタロに続くのはランク13位のウィゴリー・ダンタス(ブラジル)、その次はランク21位のキアヌ・アシン(ハワイ)。ブラジリアン旋風は健在といった感じですね。
今回の動画は、劇的となったシャークアタックでファイナルが中断したJベイ・オープン後、ホームであるブラジルに戻ったイタロによるフリーサーフ映像となります。
スポンサーリンク
ワールドツアーでのイタロの活躍の見所は、ランキングに留まりません。ゴールドコースト(オーストラリア)でのツアーイベント初戦、そして、フィジーでのツアーイベント第五戦では、11×ワールドチャンプのケリー・スレーターを破り、ジャイアントキラーとの異名を取っています。
これまでのツアーイベント会場を振り返ると、ゴールドコースト、ベルズビーチ、Jベイはライトハンダー。レフトハンダーなのはフィジーのみ。マーガレットリバーとリオデジャネイロは、マーガレットリバーのザ・ボックスを除けば、ライトもレフトもあり。
こう考えると、グーフィーフッターのイタロにとって、バックサイドとなる波が多かった事が分かります。そして、今回の動画は、ライトのポイントブレイクでイタロが見せるバックサイドサーフィン。これまでの強さをチェックし易いですね。
イタロのバックサイドの特徴は、マニューバ系の波に限定しての話ですが、ターン、冒頭で見せるブローテール、エアーとレパートリーが豊富な点。
現在のトップサーファーであっても、マニューバ系の波では、ターンを数回して、一発だけエアーを取り入れるのが一般的です。そのため、イタロのようなバリエーション豊かなサーフィンにはポイントが付きやすいのは当然ですね。難易度が高いのですから。
ちなみに、小波最強サーファーのフィリペ・トレドは、普通に一本の波でエアーを二発入れたりします。こちらもまたブラジリアンサーファー。ブラジリアンがワールドツアーのレベルを引き上げているのは、やっている事のレベルが一歩高いので、納得ですね。
イタロの過去記事は、下記リンク先から参照して下さい。