昨年2014年シーズンから開催されるようになったワールドツアーイベント中に開催される「ヘリテージ・シリーズ(Heritage Series)」。現在では、第一線から退いたレジェンドサーファーが対戦する特別マッチアップです。
今回の記事は、来たる9月9日からウェイティングピリオドがスタートするトレッスルズ(南カリフォルニア)でのツアーイベント中、ウイメンズのヘリテージ・シリーズ、そして、メンズのエクスプレッションセッションの開催が決定したので、内容をお届けします。
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昨シーズンに開催されたヘリテージ・シリーズは、3戦ともにメンズサーファーによるものでしたが、今回はウイメンズのレジェンドサーファーによるもの。
実は今シーズンのツアーイベント初戦「ロキシープロ」の開催時、似たような内容のヘリテージ・シリーズが開催予定となっていました。
ツアー初戦に開催されるウイメンズレジェンドのヘリテージ・シリーズ@ゴールドコースト
しかし、波不足となったクイックシルバープロでは、ツアーイベント自体も期間延長となったり、さすがにヘリテージ・シリーズを開催する余裕などなくなり流れることに・・・。
そこで今回は、前回に出場予定であったリサ・アンダーソン(46歳)とレイン・ビーチリー(43歳)に加え、ソフィア・ムラノビッチ(32歳)も参加して開催予定となりました。
いずれも元ワールドチャンピオンであり、リサが4回、レインが7回、ソフィアは1回ながらも南米出身ウイメンズサーファーとしては今もなお唯一ワールドタイトルを獲得したサーファーという凄まじいキャリアの持ち主たち。
今回は、ウイメンズのヘリテージ・シリーズだけでなく、メンズのヘリテージ・シリーズ・エクスプレッション・セッションも開催。ショーン・トムソン(60歳)、ウェイン”ラビット”バーソロミュー(60歳)、サイモン・アンダーソン(61歳)、マイケル・ホー(58歳)、シェイン・ホラン(55歳)の5名が出場予定です。
メンズは、年齢的にもレジェンドの名にふさわしい顔ぶれ。77年ワールドチャンプのショーン、78年ワールドチャンプのラビット、スラスターの生みの親と言われるサイモン、パイプマスターズとトリプルクラウンを複数回制覇したマイケル、4度もツアーランク2位をマークしたシェイン。
サーフィンはライフスタイルでもあり、現役を引退しても日常生活の一部として続けるサーファーが多いです。今回出場するレジェンドたちも、サーフィンを続けているからこそ、出場を決意したはず。
そのため、現役時代には世界トップレベルであったレジェンドたちが、50~60代となった今、どのようなサーフィンを見せてくれるのか非常に楽しみですね。
昨シーズンに開催されたヘリテージ・シリーズの過去記事は、下記リンク先から参照して下さい。