ビッグウェイブサーファーとしての印象が今では強いのですが、ファンウェイブでのアクションも現役コンテストサーファーに引けを取らない上手さを見せる元WCTサーファーのシェーン・ドリアン「Shane Dorian」(43歳)。
今回の動画は、シェーンが現在お気に入りであり、世界初のハイパフォーマンスフォームと謳われているヴァリアルフォーム(Varial Foam)を使用したサーフボードでのフリーサーフ映像をお届けします。
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サーフボードのフォームについて
サーフボードの根幹となるフォームは、以前であればPUボードと呼ばれるポリウレタンフォームが主流でした。しかし、現在では多様化し、ヴァリアルフォームが誕生したというわけです。
ちなみに、サーフボードが手元にあっても、壊れていない限りフォームに触れることはできません。その理由は、サーフボードのフォームは、ガラスクロスと樹脂でコーティングされているためです。
分かりやすいのか分かりにくいのか判断が付きませんが、ショートケーキで言えば、中のスポンジ部分がフォーム、外側の生クリームがガラスクロス&樹脂といった所でしょうか。
ヴァリアルフォームの特徴
航空宇宙産業の素材を取り入れた世界初のハイパフォーマンスフォームと言うだけあり、ヴァリアルフォームには、従来のPUフォームと比べると、いくつも違いがあります。
・25%軽量(持ち運びが楽)
・強度が30%アップ(壊れにくい)
・100%紫外線カット(ボードが黄ばまない)
上記の点に加え、PUボードでは定番だったストリンガー(ノーズからテールまでボードの真ん中を伸びる木材)を必要とせず、フォームの密度が濃い事から、体重を乗せてからのボードの反応の早さやスピードが桁違いとのこと。
シェーン・ドリアンのコメント
最近では、すっかりとヴァリアルフォームを使ったボードにハマっているというシェーン。では、どういった点に魅了されているのか。
軽量で耐久性があるのは事実と切り出すシェーン。パフォーマンス性能に関しては、これまでのフォームのボードよりも明らかに高いとのこと。
気に入っている点は、特に小波でアクションをした時、ボードに伝わる波のパワーが、そのまま足にも伝わってくるというところ。言ってみれば、ボードの反応が良いという事です。英語で言えば、「Responsive」なボードというわけです。
まとめ
個人的な意見として、サーフィンではターンしようと体重移動をしても、スケートボードやスノーボードと比べるとワンテンポ遅れてボードが動く印象があります。ボード自体が大きいので、当然なのですが、この点こそ、初心者がサーフィンって難しいと感じる理由の一因だと思います。
しかし、今回の動画を見ると、シェーンが体重移動で体を入れるのと同じくらいのタイミングでボードが反応しているように見えます。となれば、今まで以上に短期間でサーフィンって楽しい!と思えるレベルに到達しやすくなるのではないでしょうか。
非常に興味深いフォームであり、是非とも試してみたくなります!!下記リンク先から、楽天市場で販売されているヴァリアルフォームを使用したサーフボードをチェックできます。
シェーン・ドリアンの過去記事は、下記リンク先から参照して下さい。
マウイ島ジョーズでのパドルインサーフ仕様の特注ボード:シェーン・ドリアン
真骨頂のビッグバレルシーンも収録のフリーサーフ:シェーン・ドリアン
ビラボンXXLの「Ride of the Year」確定に限りなく近いシェーン・ドリアンのスーパーライド