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via Jack Robinson's instagram

フィリペ・トレドとタティアナ・ウェストン・ウェブの優勝で幕を閉じたマーギーズプロ。

サイズのあるコンディションでのカーヴィングメインのヒートは非常に見応えがあったのですが、少し気になったのはイベント最終日の開催がほのめかされていたバックアップ会場であるザ・ボックスのコンディション。

そんなザ・ボックスの昨日の波をCTサーファーのジャック・ロビンソンがSNSで公開。

今回の記事は、イベント最終日のザ・ボックスの映像とケリー・スレーターが寄せたコメントに関するニュースをお届けします。


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まずはジャックが公開したSNS投稿が以下となります。

ザ・ボックスでサーフした昨日の動画で「今日はファンコンディションだったよ」とコメントを添えています。

マーギーズプロの最終日が開催された昨日は、ザ・ボックスでの開催もあり得るとコメンテーターが発言していたことから、昨日のザ・ボックスはコンディションが良くなかったと思っていたので意外なSNS投稿でした。

となると、シンプルな疑問として、どうしてザ・ボックスでイベント最終日を開催しなかったのかが気になるところ。

上記SNS投稿ではケリーもまた「なんでザ・ボックスでイベントを開催しなかったの?」とコメントしています。

そんなケリーへの返信で最も多いのが、ザ・ボックスでウイメンズラウンドを開催するのは危険だからメインブレイクで開催したとの声。

危険な理由としては、ザ・ボックスはライトスラブ(slab:底ボレするバレル)であり、極端に水深が浅いためです。

スラブもバレルも急激に水深が浅くなる場所で発生しやすく、深海を移動してきたうねりが浅瀬にヒットすることでうねりは逃げ場を失い一気に隆起するからです。

これまでにザ・ボックスでのメンズラウンド開催はあるものの、ウイメンズラウンドの開催がないのもリーフヒットでの大怪我回避などが理由としては大きいでしょう。

個人的な深読みとしては、WSLはイベント最終日のザ・ボックス開催を狙っていて、だからこそウイメンズのクオーターファイナルを最終日前に終わらせたのだと思います。

目的としては、セミファイナリストがザ・ボックスでフロントサイドとなるレギュラーフッターのみだったら、ザ・ボックス開催もありと考えていたのかと推測します。

残念ながら、ウイメンズCTサーファーでグーフィーフッターは少ないものの、セミファイナリストの半分がグーフィーフッターとなったのでザ・ボックス開催を避けたのかもしれません。

最後に、ジャックのSNS投稿は何気ない内容のようにも見えますが、「ファンコンディションだった」との文面がザ・ボックス開催しなかったWSLへの当て付けのように感じてしまうのは私だけでしょうか。