英語ではクリーンアップセット(Cleanup Set)とも呼ばれる日本語で言う所のお化けセット。通常のセットよりもサイズがあり、波待ちポジションよりもさらにアウト寄りでブレイクします。
サーファーはクリーンアップセットに乗ろうと思っても乗れず、さらに波を喰らうことになるので、ラインナップ上のサーファーが綺麗さっぱり一掃されることからのネーミングですね。
今回の動画は、ただでさえ危険なビッグウェイブセッション中、クリーンアップセットに翻弄されるビッグウェイブサーファーのシーンをピックアップした映像をお届けします。
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BWT(ビッグウェイブツアー)イベントでは、波のフェイスで最低25フィートのコンディションが開催の条件となります。となれば、波のサイズを裏側から測るハワイアンスケールではおよそ12フィート。
ハワイアンスケールで3フィートが、日本のサイズ表記であるオーバーヘッドほどと言われているので、BWTイベント開催要件は4×オーバーヘッドほどとなります。
そのため、BWTイベントなどでお化けセットと言えば、4×オーバーヘッド以上を意味することになります。恐ろしいですね・・・。
今回の動画は、マウイ島ジョーズや北カリフォルニアのマーヴェリックスといった世界に名立たるビッグウェイブスポットでのシーンとのこと。
ドルフィンスルー(英語ではダックダイブ)など全く通用しないサイズなので、波がブレイクしそうになったら、ひたすら潜るだけのサバイバルな状況。本当に本当に、エクストリームな世界です。