ジョンジョン・フローレンス photo:WSL
ジョンジョン・フローレンス photo:WSL

現地時間5月19日(ブラジル)、リオデジャネイロを舞台にしたWCT第四戦「オイ・リオ・プロ(Oi Rio Pro)」が開催されました。

コンテスト開催に十分なコンディションとあり、メンズの最終日となった本日。優勝は、ジョンジョン・フローレンスという結果となりました。

メイン会場移転となった2016年WCT第四戦「オイ・リオ・プロ」予告編

ブラジルイベントのボイコットを噂されていたパーコとカイ・オットンの欠場確定

ケリー・スレーターも欠場確定となったブラジルイベントの最新波予報

2016年WCT第四戦「オイ・リオ・プロ」:初日ハイライト

2016年WCT第四戦「オイ・リオ・プロ」:二日目ハイライト

2016年WCT第四戦「オイ・リオ・プロ」:三日目ハイライト

2016年WCT第四戦「オイ・リオ・プロ」:四日目ハイライト

2016年WCT第四戦「オイ・リオ・プロ」:五日目ハイライト

2016年WCT第四戦「オイ・リオ・プロ」:六日目ハイライト


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今イベントは、開催前にイベント会場がストームの影響で侵食し、メイン会場をグルマリに移してスタート。しかし、メンズのラウンド2からは、オリジナル会場であるバーハ・ダ・チジュカに戻って開催。

グルマリの波は、ショルダーが短くソフトな波質だったので、バーハ・ダ・チジュカへの移動は波の点においては良かったと思いますが、水質問題はどうだったのでしょうか!?

ジャック・フリーストーン photo:WSL
ジャック・フリーストーン photo:WSL

さて、ロングライドはできないものの、パワフルなセクションのあった本日の波。こういったトリッキーなコンディションになると、ハイスコアを出す上でポイントになるのは、バレルになる穴探しとエアリアル。

上記二点において強かったのは、ジョンジョンとガブリエル・メディナ。実際、クオーターファイナルで8ポイント以上のスコアを出したのは、ジョンジョンとガブリエルのみでした。

ジョンジョン・フローレンスの8.00pt@クオーターファイナル
https://youtu.be/Bb9joYOlLfM

ガブリエル・メディナの8.17pt@クオーターファイナル
https://youtu.be/SwVINphp8Wk

そんなジョンジョンは、2015年ワールドチャンピオンであるアドリアーノ・デ・スーザと対戦したセミファイナルで炸裂。ただのグチャグチャに見える波でディープバレルをメイクし、パーフェクト10に近い9.80ポイントをマーク。

バレルメイク後は、思わずコメンテーターも笑っちゃってます。あまりに凄すぎて笑うしかないですよね。この9.80ポイント後は、さらにダメ押しとなる8.93ポイントをマークして、アドリアーノを撃破。

ジョンジョン・フローレンスの9.83pt@セミファイナル
https://youtu.be/bq_l3912GVU

もう一つのセミファイナルは、ガブリエルvsジャック・フリーストーン。ガブリエルは、ヒート中盤に高さのあるフルローテーションのエアリバースをメイク。このスコアが、ヒートのハイエストスコアとなる9.07ポイントとなりました。

しかし、バックアップスコアが低かったガブリエル。一方のジャックは、エアリアルはなかなかメイクできないのでターン勝負に切り替え、ヒート終盤に乗った2本の波で大逆転を制することに。

ガブリエル・メディナの9.07pt@セミファイナル
https://youtu.be/9IO_9yJipxk

ファイナルの対戦カードはジョンジョンvsジャック。個人的に見て、パーフェクト10を出す可能性のあるライディングをするジョンジョンに対し、8ポイント前後を狙うワイプアウトの少ないコンテストサーフィンに徹したジャック。興味深いマッチアップでした。

ジョンジョンのサーフィンだと、当然ながらワイプアウトも多くなります。一方、手堅いコンテストサーフィンのジャックは、早めに狙いのスコアを出せば相手にプレッシャーを与えられます。

しかし、ジョンジョンが強かった。ヒート序盤にしてハイスコアを出していき、残り20分以上もある時点で、9.70と9.27を揃えてトータルは18.97。こうなると、ジャックはコンテストサーフィンではなく、攻めるサーフィンに変えざるを得ません。

そこでジャックはエアリアルで攻めるのですが、ワイプアウトが目立つ展開となり、ジョンジョンが自身3度目のWCTイベント優勝を決めました。

ファイナルのダイジェスト動画
https://youtu.be/4axL17IVOfI

今回の結果を受け、メンズWCTランキングのトップ10は以下の通り。

2016 Mens WCT Rank Top 10 after stop 4

ウィルコの圧倒的リードは変わりませんが、ジョンジョンが10ランクアップの3位、アドリアーノが7ランクアップの6位、ガブリエルが9ランクアップの9位とジャンプアップ。

続いてのWCTイベントはフィジーが舞台となり、ウイメンズが5月29日~6月3日、メンズが6月5~17日のウェイティングピリオドとなります。

イベント詳細については、下記リンク先の公式サイトからチェックして下さい。

公式サイト「Oi Rio Pro

公式サイト「Oi Rio Women's Pro

本日の結果

・ファイナル

1 - John John Florence (HAW) 18.97

2 - Jack Freestone (AUS) 16.13

・セミファイナル

SF 1: John John Florence (HAW) 18.73 def. Adriano de Souza (BRA) 12.66

SF 2: Jack Freestone (AUS) 16.50 def. Gabriel Medina (BRA) 14.67

・クオーターファイナル

QF 1: John John Florence (HAW) 15.17 def. Dusty Payne (HAW) 8.50

QF 2: Adriano de Souza (BRA) 12.97 def. Davey Cathels (AUS) 10.00

QF 3: Jack Freestone (AUS) 12.50 def. Miguel Pupo (BRA) 11.60

QF 4: Gabriel Medina (BRA) 15.77 def. Adam Melling (AUS) 6.00

・ラウンド5

Heat 4: Adam Melling (AUS) 10.80 def. Michel Bourez (PYF) 10.00

ハイライト動画
(注)動画は貼付けできないため、下記画像をクリックして動画元からチェック
2016 Oi Rio Highlight Final Day

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