ケリー・スレーター Photo: WSL
ケリー・スレーター Photo: WSL

現地時間2016年6月16日(フィジー)、タバルア島のクラウドブレイクをメイン会場、レストランをバックアップ会場としたWCTメンズ第五戦「フィジー・プロ(Fiji Pro)」が開催。

ウェイティングピリオド最終日となる明日、今回のイベント期間中で最大サイズのスウェルが入るため、本日はラウンド4~5のみ開催となりました。

6月5日(日曜)からスタートの2016年WCTメンズ第五戦「フィジー・プロ」情報

ジョエル・パーキンソンが負傷で開催間近の2016年フィジーイベントを欠場

2016年WCTメンズ第五戦「フィジー・プロ」:初日ハイライト

2016年WCTメンズ第五戦「フィジー・プロ」:二日目ハイライト

2016年WCTメンズ第五戦「フィジー・プロ」:三日目ハイライト


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昨日に引き続き、波選びに間違いがなければパーフェクト10を出すことも可能となった本日。ハイスコア続出の素晴らしいパフォーマンス満載となりました。

本日の主役は、新旧ワールドチャンピオンのガブリエル・メディナとケリー・スレーター。まずは、本日のトータルハイエストスコアとなる19.77ポイントをマークしたケリーの話題から。

昨日の勝利者インタビューでケリーは「パーフェクトウェイブが至る所でブレイクしてるんだけど、通常のピークより奥で割れたり、乗って見たらワイドなブレイクだったりするから波選びが難しいんだ」とコメント。

しかし、フィジーイベントでは4回の優勝経験を持つケリーだけに波選びはパーフェクト。一本目の波は、テクニカル面も光るノーグラブのディープバレルをメイクして9.77ポイントをマーク。

ケリー・スレーターの9.77pt@ラウンド4
https://youtu.be/sYNtdcfadaI

その後、さらにダメ押しとなるダブルバレルでパーフェクト10を出すことに。波のサイズがあり、難しいコンディションになると強さを見せるケリー復活といった感じで、今季のスランプが嘘であったかのようなインパクトを残しました。

ケリー・スレーターのパーフェクト10@ラウンド4
https://youtu.be/g3R6kRLRHh0

一方、ガブリエルもダブルバレルをメイクして、ケリー同様にパーフェクト10をマーク。ガブリエルは22歳なので、どう考えてもクラウドブレイクの経験は浅いはず。しかし、異常に高い波選びのスキルでカバーしています。

波選びと言い、昨日見せたバレル×アーリーウープといったスキルと言い、明らかにWCTサーファーの中でも突出した存在であり、複数回のワールドチャンピオンも十分にあり得るのではないでしょうか。

ガブリエル・メディナのパーフェクト10@ラウンド4(3:52~)
https://youtu.be/4oXrpAio650

ケリーとガブリエル以外では、ジョンジョン・フローレンスがパーフェクト10に限りなく近い9.93ポイントをマーク。ジョンジョンのライディングもダブルバレルでしたが、二本目のバレルが少し浅かったので、パーフェクト10とはなりませんでした。

しかし、二本目のバレルはノーグラブでメイクして見せたりと、難易度の高いアプローチであったのは間違いありません。

ジョンジョン・フローレンスの9.93pt@ラウンド4
https://youtu.be/xqn4OV1jpxM

今季はスポット参戦のミック・ファニングもまた、ギャラリーを魅了するパフォーマンスを披露。スーパーディープなバレルをメイクして9.80ポイントをマーク。

個人的にはパーフェクト10だと感じたミックの9.80ポイント。ただ、ミックのヒート前に、ガブリエルとケリーがダブルバレルでパーフェクト10を出していたので、ジャッジは少し差を付けざるを得なかったのでしょう。

ミック・ファニングの9.80pt@ラウンド4(動画冒頭のライディング)
https://youtu.be/WL5sYOmAw5o

さて、同イベントは明日がウェイティングピリオド最終日なので、確実に明日は開催となります。風向きの都合から午前開催予定となっていて、波のサイズは今回のイベント期間中における最大サイズとなる見込み。

明日はエピックコンディションが期待されているので、非常に見応えのあるコンテストになることが予想されています。是非ともライブ観戦して見て下さい。現地時間で午前8時開催ならば、日本時間では午前5時となります。

イベント詳細については、下記リンク先の公式サイトからチェックして下さい。

公式サイト「Fiji Pro

本日の結果

・ラウンド5

Heat 1: Adriano de Souza (BRA) 11.34, Dusty Payne (HAW) 10.37

Heat 2: Wiggolly Dantas (BRA) 14.27, Michel Bourez (PYF) 3.77

Heat 3: Adrian Buchan (AUS) 15.67, Josh Kerr (AUS) 10.66

Heat 4: John John Florence (HAW) 17.00, Jadson Andre (BRA) 10.17

・ラウンド4

Heat 1: Gabriel Medina (BRA) 14.60, Dusty Payne (HAW) 11.16, Michel Bourez (PYF) 10.23

Heat 2: Kelly Slater (USA) 19.77, Wiggolly Dantas (BRA) 13.34, Adriano de Souza (BRA) 11.60

Heat 3: Mick Fanning (AUS) 18.07, Josh Kerr (AUS) 15.07, Jadson Andre (BRA) 13.43

Heat 4: Matt Wilkinson (AUS) 16.56, John John Florence (HAW) 16.43, Adrian Buchan (AUS) 15.16

今後のヒート表

・クオーターファイナル

2016 Fiji Quarterfinal heat draw

ハイライト動画
https://youtu.be/UGooCOA22GA

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