文字通り命を賭けたハードなチャージでファンを魅了するビッグウェイブサーファー。
しかし、以前にお届けしたアルビー・レイヤーに関する記事で書きましたが、BWT(ビッグウェイブツアー)サーファーの半数以上が金銭的サポートをしてくれるメインスポンサーが付いていないという厳しい現実。
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そんな環境でありながら、ビッグウェイブ界においても台頭してきているブラジリアンサーファー。
今回の動画は、ブラジリアンビッグウェイブサーファーのスクービーこと、ペドロ・ヴィアナ「Pedro Vianna」(27歳)による過去数ヶ月のダイジェスト映像をお届けします。
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以前であれば、ブラジリアンサーファーはメインスポンサーを探すのも楽ではなく、二年連続WCTランク2位となったシルヴァナ・リマは、メインスポンサーがいない時期が長かったほど。
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しかし、ガブリエル・メディナがブラジリアン初のワールドチャンピオンになると流れは一変し、ブラジル国内の電力会社や通信会社まで、サーファーのスポンサーとなる時代に変わりました。
以前に「ブラジルにおけるサーフィン人気はサッカーに迫る勢いがある」といった内容の記事を見たことがあり、その時は「言い過ぎでしょ」と思いましたが、現実的に思えてきました。
前述のシルヴァナ、今回の記事のペドロ・ヴィアナ、以前に紹介したペドロ・カラドの三人は、電力会社のフルナス(Furnas)がスポンサーに付いてます。
日本で言えば、東京電力がスポーツ選手のスポンサーになっているようなものなので、ブラジルでのサーフィン人気が本物である証明になりますからね。
金銭面のサポートを受けるということは、当然ながらサーファーはサーフィンに専念できます。コンテストサーフィン、フリーサーフィン、ビッグウェイブサーフィンのすべての分野において、ブラジリアンがさらに台頭してくる可能性が高いのではないでしょうか。
さて、前置きが長くなりましたが、スクービーによる今回の動画の舞台は分かる範囲でチョープー(タヒチ)、プエルト・エスコンディード(メキシコ)、ナザレ(ポルトガル)、マーヴェリックス(北カリフォルニア)、ジョーズ(マウイ島)など。
ビッグウェイブを求め、これだけ世界中を飛び回れる生活環境が整っていれば、一気にスキルアップしてくることは想像に難くないですね。