現地時間2016年7月16日(南アフリカ)、Jベイ(ジェフリーズベイ)を会場としたWCTメンズ第六戦「Jベイ・オープン(J-Bay Open)」が終了しました。
スモールコンディションながらも、ドラマのような展開となった最終日。優勝は、昨年のファイナルでシャークアタックに遭った3×ワールドチャンピオンのミック・ファニングとなりました。
2016年Jベイ・オープンのウォームアップセッション&出場サーファー情報
2016年Jベイ・オープンの波予報&ジョンジョン・フローレンスのウォームアップセッション
2016年WCTメンズ第六戦「Jベイ・オープン」:初日ハイライト
2016年WCTメンズ第六戦「Jベイ・オープン」:二日目ハイライト
2016年WCTメンズ第六戦「Jベイ・オープン」:三日目ハイライト
2016年WCTメンズ第六戦「Jベイ・オープン」:四日目ハイライト
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セット以外はかなりのスモールサイズでブレイクの早い波であった本日。この波にバッチリとハマったのが、「白い稲妻(White Lightning)」の異名を持つほどスピードのあるライディングを見せるミック。
サイズが小さいクリーンコンディションに合わせ、通常のコンテストボードよりも短い5'9"のチャンネルボトムというボード選びも、効果的だったのでしょう。
そんなミックは、セミファイナルでジュリアン・ウィルソンと対戦。この組み合わせは、シャークアタックが発生した昨年のファイナリストです。
Jベイ(南アフリカ)のWSLサーフイベント決勝でシャークアタック発生:ミック・ファニング
今年はヒートの組み合わせ上、二人がファイナルで対戦することは叶わなかったものの、セミで対戦というドラマのような展開。このヒートでは、ミックが乗った波はわずか二本ながら、9.10と8.00のハイスコアでジュリアンを破ることに。
ミックvsジュリアンのSFヒート2:ダイジェスト動画
https://youtu.be/M48D5pGCYKA
ファイナルは、ジョンジョン・フローレンスvsミックという組み合わせとなりました。波のフェイスを余すことなく切り刻むミックに対し、エアーを取り入れたライディングで攻めるジョンジョン。
両者共にハイスコアを出していたので僅差となりましたが、ミックがマークしたほぼパーフェクト10と言える9.93が決め手となり、ミックが優勝を果たしました。
ミックvsジョンジョンのファイナル:ダイジェスト動画
https://youtu.be/VyyPrCTdMXw
優勝を果たしたミックは、「ジュリアンとセミファイナルで対戦して、二人共、無事に海から上がれた瞬間はスペシャルだった。去年のトラウマを乗り越えられてストークしてるよ。ようやく片を付けて、前に進むことができるから」とコメント。
今イベントの結果を受け、WCTランキングは以下のように変動。
ジョンジョンとガブリエルが、トップ独走中のウィルコにじわじわと迫ってきました。タイトルレースに関してケリー・スレーターは「次のタヒチは、ガブリエルとジョンジョンが得意な会場だから、ウィルコは今すぐにでも会場入りして練習するべきだね」と言及しています。
驚異的なのは、5位へと大幅にランクアップしたミック。今年はスポット参戦ながら、トップ22入りして、自力で来シーズンのツアー残留を決めると宣言していました。
ミック・ファニングが2016年WCTイベントはフル参戦しないと発表
昨年、WCTランク22位となり、ギリギリでツアー残留を決めたサーファーの獲得ポイントは19,950ポイントで、現在のミックのポイントは23,450ポイント。わずか4戦の出場で、ほぼ来シーズンのツアー残留を確定させたと言えるでしょう。
さて、メンズの次なるWCTイベントは、南半球での開催が最後となるチョープーを舞台にしたビラボン・プロ・タヒチ。ウェイティングピリオドは、8月19~30日となっています。
イベント詳細については、下記リンクの公式サイトからチェックして下さい。
公式サイト「J-Bay Open」
本日の結果
・ファイナル
1: Mick Fanning (AUS) 17.70
2: John John Florence (HAW) 17.13
・セミファイナル
SF 1: John John Florence (HAW) 16.50 def. Josh Kerr (AUS) 14.43
SF 2: Mick Fanning (AUS) 17.10 def. Julian Wilson (AUS) 15.17
・クオーターファイナル
QF 2: Josh Kerr (AUS) 12.94 def. Kelly Slater (USA) 11.97
QF 3: Julian Wilson (AUS) 12.33 def. Gabriel Medina (BRA) 11.93
QF 4: Mick Fanning (AUS) 17.64 def. Filipe Toledo (BRA) 16.40
ハイライト動画
https://youtu.be/1t5fTGwAUjs