オーストラリアの現地2月23日、バートン・トヨタ・プロ、そしてハンター・ポーツ・ウイメンズ・クラシックが終了したサーフェスト・オーストラリア。公式サイトによる波のサイズは3~4フィートでの開催となりました。

バートン・トヨタ・プロのファイナリストは、元ワールドツアーサーファーのネイザン・ヘッジ(34歳)とマット・バンティング(19歳)の新旧オージーバトル。

経験vs勢いとも取れる勝負は、9点台を二本揃えたマットに軍配が上がりました。マットは、若干19歳にして、すでに6スターイベントで二勝目。前回の優勝は、2012年度オーストラリアン・オープン・オブ・サーフィンでの事で、ビッグイベントでのさらなる優勝を切望していたとのこと。

ヒート中は「最初に9点台を出した時、すでに表彰台に上る姿を思い描いていたんだ。でも、落ち着いて原点に立ち返り、これが最後と思わないようにって気持ちを切り替えた」と高揚した気持ちを押さえていたと言います。

昨年のUSオープンでは、マットは3位という成績を残しているので、今年はこの勢いを保てば来シーズンのツアー入りも現実的なものとなりそうです。敗退したネイザンは、前イベントのオーストラリアン・オープン・オブ・サーフィンでアドリアーノが優勝したので、今回のオージー優勝と自身の結果に喜びを表していました。

ハンター・ポーツ・ウイメンズ・クラシックのファイナリストは、マリア・マニュエルとアレッサ・クイゾンのハワイアン対決。結果は、イベントを通して好調だったマリアが優勝を果たしました。

「シーズン始めに優勝が出来てエキサイトしてるわ」とコメントを残したマリアは、フィンアウト系のアグレッシブなターンが印象的だったので、ワールドツアーイベントも盛り上げてくれるでしょう。

アレッサは、前イベントのオーストラリアン・オープン・オブ・サーフィン同様に2位という結果となりました。ただ、本人は「これで十分なポイントを獲得したから、今シーズンはワールドツアーで残留できない成績になっても、WQSのポイントでツアーには残れると思うと安心だわ」と口にしています。


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