サーフ天国であるインドネシアの中でも、秘境中の秘境であるメンタワイ諸島。サーファーにとってはお馴染みのサーフエリアであるものの、サーファーでなければ耳にしたこともない方が大半でしょう。
それもそのはず。スマトラ島の沖合に点在する島々であり、サーファー以外の方が訪れるだけの理由がないためです。つまり、サーフィン目的で訪れる方がメインのエリア。
今回の記事は、2016年8月1日からメンタワイ諸島を訪れるサーファーに課せられることになった、いわゆる「サーフィン税」に関するニュースをお届けします。
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これまでにも何度となく噂されていたメンタワイでのサーフィン税。そのサーフィン税が、メンタワイ地方政府によって今月1日から施行されることになったそうです。
対象者はローカルを除くサーフトラベラー。具体的な金額に関しては、最長15日までのトリップならば100万ルピア(約7,700円)、最長15時間滞在の日帰りトリップならば10万ルピア(約770円)。
パダンなどにある観光情報センターオフィス(Office of Tourism Information Centre)で支払いを行うとブレスレットを手渡され、メンタワイでのサーフ中に同ブレスレットを着用していることが支払証明になるとのこと。
「海はみんなのもの」という観点から考えれば、サーフィンするためにお金を払うことに違和感を感じる方もいることでしょう。
個人的には、ワールドクラスの波という天然資源に対する支払いと考えれば、今回のサーフィン税は法外な値段というわけではないし、ローカルコミュニティが潤うのであれば問題ないかなと思います。
ただし、ローカルコミュニティに対して正当に還元されるのかどうかが、海外サーフメディアで疑問視されています。
果たして、今回のサーフィン税により、メンタワイを訪れるサーファーが減少するのかなど、今後の影響についても気になりますね。
参照記事:「BREAKING: PAY TO PLAY」