クロコダイルを目の前で目撃してショックを隠せないタレス・ロドリゲス(赤ジャージ) Photo: WSL
クロコダイルを目の前で目撃してショックを隠せないタレス・ロドリゲス(赤ジャージ) Photo: WSL

つい先日お伝えしたコスタリカで開催中のQS3,000イベント「ssential Costa Rica Open」で、ヒート中のラインナップに出没したクロコダイルのニュース。

コスタリカで開催中となっているWQSイベントのラインナップにクロコダイルが出没

あのニュースの記憶も冷めやらない最中、再びラインナップにクロコダイルが出没しました。実に3日間で2回も出没することになったのです。

今回の記事は、再びクロコダイルが姿を現した時の状況と、今後のイベントの展開に関する内容をお届けします。


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今回出没したのは、ラウンド5ヒート1でのこと。この日のイベントも終了間近といったタイミングでクロコダイルが姿を現し、ジェットスキーを運転していた赤十字スタッフが姿を確認したと言います。

ヒート中だったサーファーのタレス・ロドリゲスによると「ジョークじゃないんだ。波に乗り終わってパドルバックし始めた時、海面に浮上してきた。大きさは僕のサーフボードくらいはあったんじゃないかな。言葉にならないよ」とのこと。

同ヒートに出場していたサンティアゴ・ムニツ(WCTサーファーのアレホ・ムニツの弟)は以下のコメントを発表。

「僕も大きくて茶色い何かを目にしたんだけど、ヒートに集中するために自分を落ち着かせてたんだ。そんな時、タレスが何かを見たって言ってきたけど、ジョークだと思ってた。すると突然、巨大なクロコダイルが見えたんだ。ヘビーだったよ」。

このような事態となったため、選手の安全面を考慮してこの日のイベントは中断となりました。ただ、クロコダイルを間近で目にしたタレスは、他のサーファーとも意見を交わし、運営サイドへと「明日のイベントではサーフィンしたくない」と提言。

しかし、イベントオーガナイザーのディエゴ・ナランホの判断は異なりました。その理由は以下の通り。

「明日はイベントを開催する。あり得ないような事態だと感じるのは分かるけど、コスタリカでは至って普通なことなんだ。Jベイやアメリカ東海岸でサメを目撃するのと同じくらい。ただ、安全対策は強化するし、ヒート前後のパトロールは欠かさない」。

また、ディエゴによると「海でクロコダイルが人間襲うことはほとんどないんだ。最後に発生した事故は、確か16年前だったかな」とのこと。個人的には、川だろうが海だろうがあまり関係ない気がしますが…。

参照記事:「Another Crocodile Spotted at Costa Rican Surf Contest