2月28日をもって、形式上は北半球のビッグウェイブシーズンが終了しました。そのため、北半球におけるビッグウェイブイベントのウェイティングピリオドが終わり、BWT(ビッグウェイブツアー)チャンピオンが決定。
メンズはグラント”ツイギー”ベイカー、ウイメンズはすでに決定していた通りのペイジ・アルムスという二人がコンテストシーンにおけるビッグウェイブサーファーの頂点に立ちました。
今回の記事は、2016/2017年シーズンのビッグウェイブツアーを振り返る内容をお届けします。
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ビッグスウェルが発生しなければ開催されないビッグウェイブイベント。ショートボード部門のワールドツアーと比べ、圧倒的にイベント数は少ないもののシビアです。
というのも、いつ開催されるのか分からないということは、常に体調を万全に整えておく必要があり、数少ない開催イベントでコンスタントに結果を残さなければBWTチャンピオンに輝くことができないためです。
2016/2017年シーズンを振り返ると、メンズのBWTイベント開催数は3回。南半球が舞台のシーズン前半戦にプエルト・エスコンディード・チャレンジ。
2016/2017年BWTイベント「プエルト・エスコンディード・チャレンジ」:最終日
北半球が舞台のシーズン後半戦にピアヒ・チャレンジとナザレ・チャレンジの2イベントです。
30ftプラスのマウイ島ジョーズで開催された2016/2017年BWT「ピアヒ・チャレンジ」
2016/2017年シーズンBWTイベント「ナザレ・チャレンジ」が30~40フィートで開催
上記3イベントにおいてツイギーは、プエルトが優勝、ピアヒが3位、ナザレが7位という結果を残し、2013/2014年シーズンに続いてのBWTチャンピオンに輝きました。
「BWTチャンピオンになることだけを目指し、全てを懸けてきたんだ。努力が報われて最高の気分だね」と、ツイギーはコメントしています。
2016/2017年シーズンから追加されたウイメンズ部門は、ピアヒ・チャレンジのみの開催であったため、同イベントで優勝したペイジ・アルムスが初代BWTチャンピオンとなっています。
「ピアヒでウイメンズ初のBWTチャンピオンになれて嬉しいわ。今回の勝利は私個人のものだけじゃなくて、ウイメンズサーフィンやマウイ島コミュニティのものだと思ってる」
「ウイメンズのビッグウェイブコンテストは今回が序章に過ぎず、10年後くらいに、あの時のことを覚えてる?って思い出話をする時が来ると思うの。可能性は無限大ね」と、ペイジはコメントを残しています。
ウイメンズ部門が加わったりと、短い期間で進化を遂げているビッグウェイブのコンテストシーン。2017/2018年シーズンはどのような変化が起きるのかにも注目です。