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シーズン入りを祝うセレモニー Photo: WSL

ヨーロッパ随一のビッグウェイブスポットとして近年注目を集めるポルトガルのナザレ。そのナザレを舞台とし、2016/2017年シーズンから新たにBWT(ビッグウェイブツアー)イベントに加わったのが「ナザレ・チャレンジ(Nazaré Challenge)」。

ナザレは世界最大サイズの波でのトウイン(tow-in:ジェットスキーに牽引してもらって波に乗るスタイル)が有名ですが、BWTイベントはパドルイン(paddle-in:自らのパドリングで波に乗るスタイル)でのイベントです。

今回の記事は、規定サイズ以上のビッグスウェルが到来するとのことで、ゴーサインを意味するグリーンアラートが発令されたナザレ・チャレンジに関する情報をお届けします。


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開催予定として発表された日程は現地時間12月20日(ポルトガル)。ただし、波予報は変更する可能性が十分にありえるので、21~22日も視野に入れてのグリーンアラートです。

BWTコミッショナーのピーター・メルは、以下の声明を発表。

初開催のナザレ・チャレンジにゴーサインを下すことができてエキサイトしてるよ。現在チェックしている北大西洋の西北西スウェルは20日(火曜)から入り出す見込み。

波のサイズは35~45ftプラスで風向きも理想的。世界トップクラスのビッグウェイブサーファーがナザレのデビューイベントでどれほどのパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみだね。

同イベントに出場する招待サーファーは24名。出場予定のサーファーリストは以下の通りとなります。

Greg Long (USA)
Billy Kemper (HAW)
Nic Lamb (USA)
Carlos Burle (BRA)
Damien Hobgood (USA)
Cristian Merello (CHL)
Ramon Navarro (CHL)
Gabriel Villaran (PER)
Grant Baker (CHL)
Trevor Carlson (HAW)
Koa Rothman (HAW)
Jamie Mitchell (AUS)
Aaron Gold (HAW)
Kai Lenny (HAW)
Pedro Calado (BRA)
Will Skudin (USA)
Kealii Mamala (HAW)
Kohl Christensen (HAW)
Alex Botelho (PRT)
Hugo Vau (PRT)
Joao de Macedo (PRT)
Antonio Silva (PRT)
Andrew Cotton (GBR)
Tom Butler (GBR)

サーフラインによる波予報では、最大セットはフェイスで50フィートに達する可能性もあるとのことで、昨シーズンのマウイ島ジョーズでのイベント「ピアヒ・チャレンジ」同様、サバイバルセッションとなるかもしれません。

開催予定時刻については、午前中の早い時間帯との言及のみ。ポルトガル時間で20日午前8時に開催ならば、日本時間は20日午後5時となります。

*イベント詳細やライブ観戦は、下記リンク先からチェックして下さい。

公式サイト「Nazaré Challenge

*ナザレに関する最近の過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。

ナザレ開催となったポルトガルの2016年招待制ビッグウェイブイベント「パーフェクト・チャプター」

WCTイベント期間中に2016/2017年シーズン初のビッグスウェルが入ったナザレ(ポルトガル)

パドルインがメインのナザレ(ポルトガル)@2015/2016年シーズンのハイライト動画

自分を取り戻すために2年振りにナザレ(ポルトガル)に戻ってきたマヤ・ガベイラ