昨年のウェイブプールシーンにおいて、最も驚かされたニュースとも言えるのがオーストラリアでのウェイブプール建設。一カ所だけなく、メルボルン、シドニー、パースでの3カ所で建設されるとのことでしたからね。
オーストラリアのウェイブプールは、都市部から近いことがコンセプトとあり、ブランド名は「URBNSURF(アーバンサーフ)」。その第一弾がメルボルンとなります。
今回の記事は、メルボルンで建設されるアーバンサーフの嬉しい情報ありの進捗情報をお届けします。
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2017年後半にオープン予定としていたメルボルンのアーバンサーフ。しかし、現時点におけるオープン予定は2018年初旬にずれ込んだとのこと。
予定が変更となった理由は、造波装置であるウェイブガーデンの最新版「The Cove(ザ・コーヴ)」が昨年に登場したため。つまり、従来のウェイブガーデンではなく、アーバンサーフは最新版を取り入れることに方針を変えたため、予定が遅れたそうです。
アーバンサーフの大元であるウェイブパークグループで取締役会長を務めるアンドリュー・ロスは、昨年12月、ザ・コーヴを実際に体験したと言います。
「ザ・コーヴの進化は目を見張るレベルで、最大2.1メートルまでのハイクオリティな波を8秒おきに発生させることができるんだ。異なる波のタイプやサイズを発生させることもできるし、発生頻度を変えることも可能」。
「波のタイプとしてはバレルもあるんだ。私は1時間のセッションで65本の波に乗って、セッション後は歩くのも辛いほど足がフラフラになったよ。ザ・コーヴの詳細については、近々発表されることだろうね」。
2020年東京五輪のオリンピック候補選手の練習としてザ・コーヴを使用する予定との過去記事をお届けしていましたが、アーバンサーフでザ・コーヴ導入が確定とは一安心であり嬉しいニュースです。
豪で建設予定のウェイブプールは海に近い波を発生可能!オリンピックチームも注目の施設
さて、そんなメルボルンのアーバンサーフですが、現時点において建設はスタートしていないものの、オープン予定は2018年初旬。オープン数カ月は早期会員など一部利用者のみの受け入れからスタートし、ベルズビーチでWCTイベントが開催される4月頃に完全オープン予定だそうです。
おそらくザ・コーヴを使用したウェイブプールとしては世界初のオープンになると思われるアーバンサーフ。予測不能な海に近いサーフィンが楽しめ、さらにはバレルまであるというザ・コーヴです。是非とも体験したいですね!
参照記事:「NEW WAVEPOOL SET FOR MELBOURNE IN EARLY 2018!」
*ウェイブガーデンを使ったウェイブプールに関する過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。
スコットランドでもウェイブガーデン利用のウェイブプール建設計画が浮上
スペインにウェイブガーデン使用のウェイブプールが2018年春にオープン予定